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No.1475 2010-2-06
■また映画を見てきた。先月に続いて、今年に入って二度目の映画館だ。というか、いままで生きてきて、映画館に足を運んだのは、
数えてみたらたったの5回だった。32歳でこの数字は、たぶんかなり少ない部類に入ると思う。で、その5回のうちの2回が今年に入ってからというのだから、
ものすごいペースだ。もうこの先、二ヶ月続けて映画見にいくなんてことはないんじゃないかと思うが、どうだろうか。
どうだろうかといわれても知らないだろうが。
■この前行ったのはシネマックス千葉という映画館だったが、今回は京成ローザというところである。
京成線の千葉中央駅のすぐ近く。見た作品は「INVICTUS(インビクタス)」というアメリカの映画で、
監督はクリント・イーストウッドだ。映画に詳しくない自分でも、その名前くらいは知ってる。
南アフリカでの出来事が題材で、1994年のマンデラ大統領誕生から翌95年の同国でのラグビーのワールドカップと人種問題が話の中心だった。
公開2日目で土曜日だからお客さんたくさん来るのかなと思ったら、そうでもなかった。というか、ぜんぜんいなかった。
■で、おもしろかった。内容は、見てるとだいたい先の予想がつくベタなストーリーだが、それでもおもしろかったし、
素直に「感動した」と書いてしまう。マンデラ大統領の役がモーガン・フリーマンで、ラグビー南アフリカ代表チームの主将役がマット・デイモンだ。
たぶん有名な俳優だと思う。モーガン・フリーマンもよかったが、主将の、試合中の、ものすごい勝利への意欲というか執念というか、
そういうのが前面に出まくったところがたいへん素晴らしかったし、決勝戦の、飛行機のところでちょっとぐっときて泣きそうになった。
それにしても、試合のシーンの映像がすごくよかった。スポーツの場面をあんなにうまく撮れるというのはすごいんじゃないだろうか。
びっくりした。ことによると、これからご覧になるというかたもあるかもしれないのであんまり内容は書かないでおくが、
ラグビーについてあんまり知らなくても十分に楽しめるのではないかと思う。
■なんとかハルヒというアニメの映画も上映してて、それはなかなか人気あるみたいで、高校生くらいの男たちがたくさん来てた。
No.1474 2010-2-02
■2010年になってひと月過ぎ、もう2月になったが、いまだに「2009年」と書いてしまう。
2010年なんて遠い遠い未来だと思っていたがもうきてしまった。そのころにはガンダムみたいなロボットとかあるのかな、
そういうので戦争したりすんのかなとか昔ばくぜんと考えてた気がする。でもまだユンボがATMに突撃するくらいのもので、
思ったより未来ぽくない。でも電子機器と通信の分野はすごいことになっている気がする。
■ところで雪がつもった。千葉でも年に一回くらい積もることがあるのは、もう住んで何年も経つから知ってるが、
だいたい例年、2月の終わりころとか、3月に入ってからというのが多くて、そろそろ春が近づいてあったかくなるのかな、
なんて思ってるころに不意打ちのように積もってたから、今年のこの、2月初旬の積雪というのはめずらしい。
朝、通勤するのに駅まで歩いてたら、雪かきをしてる人が何人かいた。おばちゃんは腰をうんと曲げて、ちりとりで雪をかいていた。
■有楽町の西武が閉店だそうだ。行ったことないし東京以外の人にはなにも関係ない話だが、近年は百貨店の閉店という話題をよく目にする。
札幌の西武もそうだし、京都の近鉄もなくなった。そういえば京都の四条河原町の阪急も閉店だという。
あと寺町のビブレも無くなるらしい。京都に何が起きてるのか。
■学生のころあの阪急で何度か買い物をしたことがあった。なつかしい。京都駅から地下鉄で四条まで行って、四条通りの地下道を延々歩いて河原町まで行ったものである。
高島屋にはAPCやZUCCaがあって、藤井大丸にはユナイテッドアローズとシップスとアダム・エ・ロペがあって、阪急にはGAPやヒステリックグラマーがあった。
OPAに移転するまではビブレにタワーレコードがあった。BALには無印良品やコム・デ・ギャルソン、ヴァージンメガストア。新京極にはROGERSやSpinnsとか古着屋がたくさんあって、
富小路にMILOUという古着屋があって、あのへんはほんとによく歩いてたし、いろいろ買い物もした。いま思えばほとんどが無駄遣いだったが、
なにかいろいろ大事なものを学んだ気もする。阪急でヒステリックグラマーのTシャツを買ったこともあった。Tシャツのくせに高かったな。
学生の頃買ったコム・デ・ギャルソンのシャツとZUCCaのウィンドブレーカーみたいなやつはいまでも着てる。
高かっただけあって、長持ちする。
■思い出話が長くなってしまった。京都がどうこうという問題ではなかった。日本中どこでも起きてる。
まず、百貨店という業態の店舗の衰退である。
近所には商店街しかなくて、あってもせいぜい小さなスーパーくらいで、
月に1回とか二ヶ月に1回くらい、おしゃれして家族で電車に乗って、ターミナル駅のデパートに行って、
お母さんは洋服を買い、家族全員で最上階のレストランで食事をとる。たぶんそんな時代が、デパートの最盛期だったのだと思う。
お父さんが背広を来ていくところだったんじゃないだろうか。
今の時代だと、まともに金を使える層は40〜50代だろうか、そんな世代の者らは、おしゃれして銀座あたりを歩くことは歩くんだけど、
結局買い物をするのはユニクロとかヤマダ電機か。60代以上は金を持っていても使わない。30代以下は金が無いから使わない。
そんな時代かな。
■思うのは、若者に「未来は明るいから今は苦労しろ」と重荷だけ載せてた戦後経済が終わったんじゃないかということ。
そして、今の若者は、未来が明るくなんかならないと肌で感じてわかっている。
苦労だけ先払いで、明るい未来の約束手形を渡す日本の産業構造が破綻しただけなんじゃないか。
昇給や雇用維持も約束されておらず、国内産業はどんどん海外へ拠点を移していき、ずっとデフレで値下がりを待つことが合理的とされ、
身にふりかかる不幸はすべて自己責任だと言われて、誰が金を使うというのだろうか。
経営者たちが、労働者を消費者と思わなくなった時にこうなる運命だったように思う。
今まで家族と住宅ローンを人質に取り、奴隷労働で会社を回してきた企業は今後あっさり消えうせるだろう。
■そんなことを考えた最近のニュースであった。
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