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No.1546 2010-10-23
茜浜。
茜浜の猫。
■ちょっと早めに起きて自転車で茜浜。晴れてて空気が少しひんやりしていたが、雲がけっこうあったので富士山は見えず。
猫たちがたくさんいた。食べ物をあげたわけでもないのに、なぜかたくさん寄ってくる。そしてまた子猫が増えていた。
ひさびさに猫おばさんと遭遇。遠目に見てたが、自転車でエサなどをあげにきてたみたいだった。
これから寒くなっていくから、猫たちにとっては厳しい季節がくる。猫たちはどこにも行けないから、このあたりで寒さをやり過ごすのだろう。
自分もこの猫たちをどこか連れてってあげたりすることはできない。かわいそうだと思うが、仕方ない。このへんに猫を捨てたやつがそもそも悪い。
■それで思い出したのは、先日ちょっとした騒動になってた宮下公園のことである。「ナイキ公園」になることに対して反対運動が起きてた。
ホームレスの強制退去反対、とか言ってたみたいだった。渋谷の話なので、自分にとっては正直けっこうどうでもいいというか、真剣に考えるのがむつかしい。
公共の空間が一企業の営利活動に供されるのはおかしい、という反対者達の言い分はもっともだと思う。そこはべつにいい。
気になったのはホームレスの居場所を守れとか、ちょっとよくわからない主張をしてたことである。だったらお前らの家にホームレスを連れて帰って世話してやれよと思うのだ。
公園の近くに住んでる人や通勤、通学してる人からすれば、得体の知れない清潔でない人間達がいつも占拠してるのと、
きれいに整備された公園とどっちがいいか。
■関係ない話になった。茜浜の海は青くてきらきらと日の光を反射していた。ロード乗りのグループがスピードを出して走ってたので、
彼らを被写体に流し撮りの練習などもしてみた。で、帰り、県道15号からまろにえ通りに入ったところにこんどオープンするケーズデンキの建物を見たが、
工事は、外から見る分にはもうかなり完成してた。
No.1545 2010-10-16
座・高円寺。
■東西線で高円寺。晴れてて気持ちがいい。高円寺訪問は数年ぶり。相変わらず活気がある。
メインストリート以外の細い道や路地にも人がたくさん往来していて、さすがに東京だなと思う。
■駅から歩いて数分のところにある「座・高円寺」というところでやってる、
遊園地再生事業団#17「ジャパニーズ・スリーピング/世界でいちばん眠い場所」という舞台を見た。
前作「ニュータウン入口」から三年ぶりの宮沢章夫さんの新作だ。この日は公演二日目だった。
■道路沿いに変な建物がたってて、それが会場の座・高円寺だった。
自分の好みではないが、いい建物だった。伊東豊雄の設計だそうだ。
宮沢さんといえば三軒茶屋のシアタートラムという印象だが、今回はどうして座・高円寺での公演にしたのだろう。
うちからだと、高円寺のほうが行きやすい。
■宮沢さんの舞台作品を見るのはこれで4つめになるだろうか。
すこし緊張しながらホールへ入ってみると、まず、舞台の、シンプルでソリッドな造形デザインがとてもよかった。
チラシによると、舞台美術は林巻子というかたになってる。
■オープニングの音でびっくりしながら始まった。
宮沢ワールドは大きく変わってはいなかったように思う。
始まってからしばらくは、世界をつかむのに少し苦労するが、追いついてからはラストまで滔々と進んでゆく。
で、感想など。芝居についてはまったくの素人なので、ただの想像や思いちがいばかりだと思うが、書いておく。
「眠り」がテーマって、なんだろう、舞台の上でただ寝てる人がいたら変てこでいいなとかぼんやり思ってたらほんとにいた。
あと、舞台上で使われる映像が、作品ごとにだんだんパワーアップしてきてて、途中、三人の女優が横に並んでて、カメラが右に左に動いて、
それから横にぐわーっとスライドしていって町の景色が流れていくところがすごかった。
■そして、作品を重ねるごとにどんどん「ドラマ」がなくなっていく感じがした。
徹底して、ドラマをひたすら避けてるようにすら思えたのだ。それはとても実験的なもののようにも見えるが、
こういうことをやって連日ホールを満席にできるのは、ひょっとしたら宮沢さんだけなのではないか。
■親切でわかりやすいものだけがおもしろいというわけではないということをつくづく感じた舞台であった。
そういえば前作のときは、宮沢さんの日記ブログで、公演までの練習の様子や出演する役者さんを、写真も載せて紹介していたけど、
今回はそれがあんまりなかったので、今度の作品のときは、それやってほしいなと思ったのだった。
■頭のなかでいろいろな部分がぐるぐる回りながら会場を後にし、せっかくなので高円寺の町をぶらぶら歩いてみた。
ごちゃごちゃした感じが関西っぽい、というか大阪の町みたいだ。まだ明るいうちから店の外のテーブルで飲んでる人たちや、
八百屋の親父のでかい声がひびく駅前。小さな古着屋や雑貨屋が建ち並ぶ道。若者や家族や中高年、幅広い年齢層の者たちがあてもなさそうにぶらぶらしていた。
猥雑な商店街の一角にある洋食屋で食事。それから帰宅。
No.1544 2010-10-11
茜浜から富士山。
東京湾の砂浜。
■茫然としてるうちに連休も最後の日になっていた。今日は天気がよかったので朝から自転車。
日差しはまだ強いが空気は乾いているので気持ちがいい。まろにえ通りから新習志野駅前経由で茜浜。
今シーズン初めて富士山が見えた。まだ10月なのに、台風の過ぎた後でもないのに見えるのはめずらしい。湿度がそれだけ低いのだろう。
さすがに山の姿というよりシルエットが見えた程度だったが。いつもの猫達は3匹ほど。釣り人が少しいるが、朝だから人はかなり少ない。
空と海が青々していて気分がいい。
■気分がいいのでひさびさに、茜浜の緑地公園から見て菊田川の河口を挟んで反対にある海浜霊園裏の公園にも行ってみた。
浄化センターの裏手の先にある突堤のあたりには釣り親父が集結していた。彼らが停めた自転車のかげに数匹の猫がいた。
砂浜まで行ってみたが、相変わらず打ち上げられたゴミの量がすごい。さすが東京湾という感じがする。ブラウン管のテレビも打ち捨てられていた。
ところで、このあたりの釣り人達は、釣った魚を食べてるのだろうか。こんなことを言うと申し訳ないが、
東京湾の魚はいまいち食べる気がしないのだが、大丈夫なのだろうか。
■午後はNHK-FMで「今日は一日“浜松アーカイブス”三昧」というのを聞いてた。アナログレコードを聴きまくるという趣旨の番組である。
途中ゲストで鈴木慶一が出た。アナログ盤のA面B面ぶっつづけで丸々かけるという時間帯もあり、そのなかでSUGAR BABEの「SONGS」もかかった。
キャロル・キングの「Tapestry」も全曲。とてもよかった。邦題が「つづれ織り」となっていた。あまりにも直訳で、
なんだか間抜けな感じがするから訳さないほうがいいんじゃないかとも思うが、それはそれとして、
収録曲はどれもこれも素晴らしくて、20世紀を代表する一枚なんじゃないかと思った。
■最近何枚かアナログ盤を買って家で聞いてたが、つくづく思うのは、アナログ盤には音の自然さというか、角のとれた音というのか、
そういう独特の質感があって、聞いてて疲れない。A面が終わって、やれやれとひっくり返すのも、音楽を聞いてる、という感じがして、
不便だけどいい。デジタルデータの便利さは一度覚えてしまうと手放せなくなるが、たまには不便な思いをするのもいい。
■フィルムで撮った「写真」とデジタルカメラで撮った「画像」はやっぱり別物だと思うが、それに似た感じがアナログ盤とCDにもある。
No.1543 2010-10-06
札幌にあったパネル(8月撮影)。
■先日、山下達郎のライブツアーの追加公演が発表になって、へえと思ってたら、ぴあで先行抽選の申し込みができるというんで、
どうせ当たらないだろうけどためしにひとつ申し込んでみようかと思い立ってやってみたら当たった。びっくりした。やってみるもんだなと思った。
11月5日金曜日のNHKホールである。一生に一度はワンマンライブ行ってみたいと思ってたが、案外早くかなったから良かった。
■チケットが8000円だった。けっこうするなあ。昔、学生の頃行った海外アーティストのライブよりも高い。
海外アーティストといっても、大阪IMPでやったベン・フォールズ・ファイブと梅田のヒートビートでのトースターズのライブしか行ったことないが。
いつだったか、駅のホームのところにあった広告で、ホイットニー・ヒューストンのチケットが24000円くらいというのを見てびっくりした。
ちなみに、RISING SUN ROCK FESTIVALのチケットは通し券が今年は18000円。フジロックは通し券が42000円だそうだ。
■話がそれたが、まあ8000円というのは妥当なんじゃないかと思う。で、山下達郎のライブツアーに何度も足を運んでる人がいるということについてですが、
ファンクラブ先行などがあるにしてもよくチケット取れるな、と思うのと、経済的な余裕があるな、と思ったのだった。ネット上には「今回は6公演見ました」とか、
「鹿児島でのライブ最高でした!最終日の八戸にも行きます!」とか言ってる人がいて、すげえなと、ただただ驚いている。
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