トップ | メール | twitter
No.2053 2016-07-23
ピカチュウ

■前日の7月22日から日本国内でもポケモンGOが配信されて、自分も一日遅れで始めてみた。ベータテスト版をやっていたのでだいたい操作や内容はわかる。 Ingressも丸二年近くやっているので、GPSの測位システムを使った位置ゲームというものもどういうものかわかっているつもりである。 それにしてもポケモンというのは想像していたより多くの者に愛好されているようで、町のあちこちでこのゲームをやっている人を見かける。 町の景色が一変したと言ってもいいかもしれない。この状況が長く続くとは思えないので短い間だけの話かもしれないが、 位置ゲームのこれからの様々な可能性を大いに感じさせる。
No.2052 2016-07-17
廣州街

中華民国総統府

永康街の猫

台湾民主紀念園区

■ホテルの朝食がおいしかった。今回はホテルの選択が良かったように思う。朝から太陽の光が強い。ホテルの近くを少し散策。 町中の小さな公園の横で道路工事をやってた。「工事中」の標識は黄色地に黒い人型の絵で日本のものによく似ているが、人が菅笠のようなのを かぶっているシルエットだった。町中の普通の家みたいな建物が小さな関帝廟になっていた。大きな通り沿いにはオフィスビルが建ち並び、 一階部分にやよい軒、くら寿司など日本の飲食チェーン店が入居している。地下鉄の松山新店線で西門駅まで行き、板南線に乗り換えて龍山寺駅で下車。
■地上に出ると公園が目の前にあり、老人がたくさんいて、何をするでもなく座っている。公園を突っ切っていくと正面に目を引く造形の門が現れる。 龍山寺という、創建約270年の台北で最も歴史のある寺で、日本の寺院と比べるととても派手である。 本殿に祀られているのは観世音菩薩、いわゆる観音様で、他にも仏教の仏様が祀られている。 後殿というのもあって、こちらには主に道教の神様が祀られている。道教はあまり馴染みがないので、どういったものかよくわからない。 供え物を載せるテーブルのような台がいくつかあり、皿に野菜や果物などが置いてあった。あちこちで線香のもくもくとした煙が上がり、 熱心に祈っている人がたくさんいた。年配者だけでなく若者も手を合わせて何か熱心に唱えていたのが印象的だった。 宗教なんてあるから戦争が起きるんだとつい考えてしまうが、信仰というのか、心の拠り所が欲しいというのはプリミティブな人間の欲求なのかもしれぬ。 前の日に見た関帝廟で一礼していく人たちの姿なども思い出し、台湾の人は信心深いのかなと思った。寺の出口付近にはお守りや数珠、 絵はがきなどが売られている売店があり、そこは日本の寺と似ていた。
■参拝を終えて公園まで戻り、近くにある薄暗い路地の店で胡椒餅という食べ物を買って食べた。小さな肉まんみたいな感じで、表面はかりっとしてる。 台北で食べたものの中でいちばんおいしかった。龍山寺の西側、廣州街という通りにも夜市があり、原色の派手な看板がたくさんついた建物が並んでいる様は新宿の歌舞伎町のようだ。 肉屋もあればゲームセンターもあり、コーヒー豆の店、接骨院もあるというなかなかカオスな通りで、まだ午前中なので人はあまりいないが見た目が賑やかな通りである。 そんな中に「ハイライフ」というコンビニエンスストアがあったので入ってみた。台北市内はとにかくやたらとセブンイレブンが多くて、たまにファミリーマートもある。 ハイライフは台湾資本のコンビニエンスストアである。暑かったのでアイスを買った。台湾メーカーのアイスと日本メーカーのやつが売ってる。 値段が三倍くらいちがう。日本のやつが高い。来るときに利用した板南線で一駅戻って西門駅で下車。
■駅周辺はオフィスや行政関係の建物が建ち並ぶ、霞ヶ関のような町で、休みの日だからかあまり人がいない。少し歩いたら中華民国総統府の裏手に出た。 東京駅に似たレンガ造りの威厳ある建物で、軍用車両がいくつも停まっていたり、銃を持った軍人が立っていたりして、ずいぶんものものしいなと思いながらぐるっと回って正面まで行ってみた。 歩道で立ち止まって写真を撮ろうとしたら銃を持った人に立ち止まらないように言われた。やけに厳しいなと思っていたが、 調べてみるとここは中華民国の元首、中華民国総統が執務をおこなう官邸であり、警備が厳重なのも当たり前なのだった。 かつては政治的理由から中華人民共和国の国籍保持者は見学を禁止していたというのもうなずける。月に一度ある全館開放日以外は内部の自由な見学はできないとのこと。 平日の午前9時から12時までは無料で内部見学が可能だが、全行程ガイドが同伴するそうだ。平日ではなかったので内部に入ることができなかった。 日本統治時代の1919年に完成した建物で、第二次世界大戦中に空襲で大きく損傷したが、1948年に修復されて現在に至るとのこと。重厚だが美しい建物である。 台北駅方面へ歩く。駐車場に停まっている車を見るとほとんど日本メーカーのものだった。とても暑かったが適当な店がなかったのでやむなくスターバックスに入って休憩した。 冷房が効いている。台湾の飲食は全体的にとても安いが、ここは日本と同じくらいの値段で高く感じた。若者が熱心に勉強していた。
■台北駅の地下街を歩くと「誠品書店」という店があった。広い本屋でとても落ち着いた雰囲気である。さすがに書物は買っても読めないのでほとんど手に取らなかったが、 台湾人向けの旅行ガイドで日本のやつがあったのでぱらぱらと見てみた。え、こんなところが紹介されてるんだ、みたいな驚きは無く、だいたい海外から日本に来る旅行者が行くだろうなという スポットが紹介されていた。この店では台北の地図を買った。日本の本屋でも探したんだけど、旅行ガイドの中に部分的に有名スポット周辺の地図があるくらいで、 単純に地図だけのものがなかったから現地で買った。今はGoogleMapで世界中の地図を見ることができるけど、都市全体の交通網や地点間の距離、方角を把握するには紙一枚の地図があったほうが何かと良い。 何よりスマートフォンの画面で見る地図は小さく、たくさんスクロールさせなくてはならないのがやはり不便である。タブレットの画面ならその点解決できるかもしれないが、 荷物が増えるのも考えものである。たぶん近いうち再訪するので、地図はそのときにプランを考えるときに使おうと思う。洒落た文具や小型家電、雑貨類なども売っていた。 誠品書店は台湾全土にあるチェーン店で、おそらく台湾のアートやカルチャー、流行の発信を担っているのだと思う。地下街ではあちこちの階段に人が座っていた。 壁にドラクエビルダーズ発売の大きな広告があった。
■地下鉄の淡水信義線で東のほうへ行ってみた。「台北101/世貿」というへんてこな名前の駅で下車。駅の通路にはハイブランドのショウウィンドウなどがあり、小奇麗である。 駅を出てすぐ目の前に「台北101」というビルがある。その名の通り地上101階建てというとんでもないビルで、真下から見上げても高さがいまいちわからないほどである。 89階に展望台があるとのことだが、あいにくものすごい雨が降っていたので景色も大して見えないだろうと思い、展望台には行かなかった。 小龍包で有名な「鼎泰豊(ディンタイフォン)」という店がビルの1階にあって、電光表示で80分待ちとなっていた。人がぎゅうぎゅうになってた。 有名ブランドの店や携帯電話の店、フードコート、輸入食品なども扱うスーパーマーケットもあり、非常に賑わっている。時間の経過とともに人が増えていく。 日本のお菓子や食品もたくさん売っていた。外に出てビルの周りも歩いてみたかったが、まだ強い雨が降り続いていたのでビル内で雨が弱まるのを待った。 このビルのある信義区は台北の中心部からやや離れているが、副都心としての整備が進んでいる地区なのだそうだ。雨がいくぶん弱まったので地下鉄の駅へ。 駅から台北101へと向かう人波が途切れずに続いていた。
■東門駅まで戻り、永康街まで行ってみる。雨は上がっていた。駅から地上に出ると信義路という大きな通りがあって、さっきまでいた台北101のビルが通りの先に見える。 この永康街というところはマンゴーかき氷の有名店があることで知られているようで、地下鉄の駅から地上に出るエスカレータの手すりにもマンゴーかき氷の写真がプリントされていた。 台北駅でも台北101でも昼食を食べそびれていたので、見つけた台南料理の店に入って遅い昼食をとる。食堂という感じの店で、中途半端な時間のせいかそれほど混んではいなかった。 海老やかまぼこの入った、うどんとラーメンの中間くらいの太さの麺やエビと魚のすり身竜田揚げを食べた。メニューを見ると魚介系の料理が多い。 台南というのは魚がよく獲れるところなのだろうか。麺は150円くらい、揚げ物のほうは200円ちょい。安いのにとてもおいしかった。このあたりは落ち着いた住宅街で、 きれいな戸建住宅やマンションが多く、わりと裕福な層が住んでいるのではないかと感じた。道は狭い。洒落た小さな雑貨店やカフェなどが多い。 奥まで進むと台湾師範大学のキャンパスに突き当たったので引き返す。途中の小路に猫がいた。台湾で初めて見る猫である。シッポがぴんと立っていた。 雨上がりの濡れた道を歩いていた。猫がいるところは良い町である。壁にわけのわからない絵が描かれている建物がある。ドラえもんの絵が壁に描かれた店もあった。
■東門駅から一駅だけ乗って中正紀念堂という駅まで。駅から地上に出るといきなり目の前に大きな建物が出現する。国家戯劇院という建物で、 広場を挟んで國家音楽廰という同じような建物もある。いかにも中国風の、角が上に反った屋根で、赤やオレンジや緑の派手な色の建物だ。 名前から察すると演劇と音楽のホールなのだと思う。広場はとても大きく、入口には「大中至正門」という巨大な門がある。こちらは白くて上部には青い瓦屋根がのっている。 そこからまっすぐ真正面にあるのが、駅名になっている「中正紀念堂」である。遠くから見ているとわからないが近づくとやたらとでかい。変わった形をしている。 八角形の上にとんがり帽子みたいな屋根がのっかっている。「中正」というのは中華民国初代総統の蒋介石の本名(蒋中正)のことで 蒋介石が亡くなった後、哀悼の意を込めて1976年に建てられたのだそうだ。内部には巨大な蒋介石の座像がある。帰ることの許されなかった故郷の中国をの方角を向いて座っているのだという。 壁には「「倫理」「民主」「科学」という三つの言葉が書かれている。蒋介石の基本政治理念だったのだそうだ。 たまたま、タイミングよく衛兵交代式が始まり、長身の銃をかかえ、ぴかぴかのボウルみたいなヘルメットをかぶった兵隊がロボットみたい歩き方でやってきて、座像の両側でじっと石のように立っていた兵隊と交代した。 一つのショウのようなもので、見栄えのいい兵が選ばれているのだと思う。すらっとした長身の若い兵隊達だった。なかなか格好良かった。一時間ごとに行われているとのこと。
■地下鉄で台北駅まで行った。少々疲れたのでどこかに腰掛けたかったが、ベンチやちょっとしたでっぱりなど、座ることができそうな場所は全て埋まっていた。 遠距離の移動をするために鉄道の切符を買う窓口には行列ができていた。地下街を歩いてみた。ここの地下街はとても規模が大きく、どこまで歩いても地下街が続いている。 大きな包丁の背でとんとんと叩くマッサージ屋があった。ゲームセンターでは実際にダンスするゲームをやってる人がいて、なぜかギャラリーも一緒に大勢でダンスをしていて、おばちゃんも真顔で踊っていた。 若者向けの安い服屋が多い。ジャンクな携帯電話屋もあるしおもちゃ屋もある。人がたくさん歩いていて賑やかだ。地上に出るともう暗くなっていた。 駅前には新光三越というビルがあり、台湾の新光グループと日本の三越グループの提携により設立された百貨店である。日本の百貨店と同じように、一階は化粧品売場があった。 地下は飲食店街になっていた。台北の駅がピンクみたいな紫みたいな色にライトアップされている。バス乗り場へ行き、桃園空港行きのチケットを購入。
■バスに乗車。タイトな日程だったが初めての台北旅行はこれで終了。あとからスマートフォンのデータを見たらこの日だけで24km歩いていた。 夜も遅い時間になり、空港は人もまばらだった。夕食がまだだったので空港内の飲食店で軽く食べることにした。空港の中の店だから値段が高くて大しておいしくないだろうと思っていたが、 食べたビーフンは120円くらいで、おいしかった。帰りの便もタイガーエア。荷物は行きのときより500gくらい増えていた。免税店も人はほとんどいない。 地下鉄のカードのチャージがたくさん残っていたが自動販売機でも使えることがわかり、飲料を購入。自動販売機でも使えるあたりはSuicaとよく似ている。 夜遅くに台北を発ち、翌朝早くに羽田に到着。羽田の両替窓口はこんな早朝でも開いていてありがたい。台北でけっこうな額を両替したが、思ったよりお金が減らなかった。 かなり朝早いのに羽田空港には人がたくさんいる。京急の始発で品川まで行き、総武快速に乗り換えて帰った。
No.2051 2016-07-16
中山駅地下街

松江南京駅近く

士林市場地下美食区

士林慈?宮

■成田空港からLCCのタイガー・エアの午前中の便で台湾の台北まで行った。LCCは持込手荷物の重さなど厳しく制限されている。 自分はたいていどこへ行くにもバックパック一つなので預けることはないが、荷物の重さがどれくらいなのか把握してないので、 重量の測定のとき一瞬緊張したが、一人10kgまでのところ4kgだった。成田のいちばん端っこの搭乗口から乗り込んだ。 ほぼ満席だったように思う。西へ向かう飛行機に乗るのは久しぶりだったので窓の外をずっと眺めていた。中部国際空港も関西国際空港もよく見えた。 日本列島が途切れると海ばかりの景色になる。ほぼ定刻通り桃園国際空港に到着。南国らしい空の色だ。成田から桃園国際空港までは約3時間半。近い。 沖縄よりもうちょっと先まで行くような感覚。入国審査の列に並ぶ前に両替があったのでさっさとお金を交換してもらい、 現地携帯電話キャリアのカウンターが三つくらいあったのでデータ通信用SIMを購入した。3日間LTE使い放題で750円くらい。とても安い。 今回利用したのは「台湾之星」という、台湾の中では新興勢力のキャリアである。カウンターでパスポートを見せ、 通話有りかデータ通信のみか、の選択と使う日数を言えばすぐに理解してくれて、SIMを挿して設定までやってくれた。SIMフリーはこういうとき楽である。
■空港内の自動販売機で飲み物を買ってみようと思ったが、何度コインを入れても返却口に落ちてくる。何度かやってるうちに買えた。 初めて降り立った台湾の地はさすがに南国でとても暑い。空港の前の5番バス乗り場から国光客運という会社の台北駅行きのバスに乗る。 バスのチケットは空港建物内の有人カウンターで事前に購入。険しい顔のおばちゃんに「1819番のバスの券」と言うとすぐわかってもらえた。 大人約400円。発車して40分くらいで台北市内に入る。台北駅まで行く用事もないので、手前のバス停で降りようと思いつき、 どこで降りるのが一番いいかをGoogleMapで現在地を確かめながらアナウンスを必死で聞き取って、よしここだと思って降りたのが「台泥大楼(馬偕医院)」というバス停だった。 セブンイレブンがあったので入ってみた。ペットボトルのお茶に砂糖入りと砂糖無しの二種類があった。馬偕医院は大きな病院で、角を西へ曲がると商店街があった。 台北の横断歩道の信号機も赤が止まれで青が進めだが、青信号のとき人のシルエットが、歩く人のアニメーションになっていておもしろい。 地下鉄の雙連駅がそのすぐ近くにある。駅前に商店街があるのは日本とよく似ている。地下の駅へ降りてみるとそこから「中山地下街」というのがあったので歩いてみた。 本屋が非常に多く、本を値引き販売している。日本だと書籍は値引きしない。地下だが空間は広く、時折ある広場のような場所で若者達がダンスの練習をしている。 一駅歩いて中山駅に着いた。台湾のSuicaのような交通系カードを手に入れようと探したが券売機の機械では買えず(チャージはできる)、係員のいるカウンターで買えることがわかった。 「悠遊カード」というICチップ付きのカードで、1枚100元(300円くらい)。そこにチャージ分を入金するシステムで、よくわからないままキリがいいから100元と足して500元になるように 400元チャージしたら、運賃は二、三駅乗っても20元くらいでとても安く、しかもカードで乗ると2割引きになるからチャージ分がぜんぜん減らなかった。
■中山駅から「松山新店線」という路線で一つ東隣にある松江南京駅まで乗車。日本の狭軌の鉄道と違っておそらく標準軌の幅のレールが敷かれていると思われ、車両の内部は広くゆったりしている。 駅や車内は一切飲食禁止である。ちょっと喉が乾いたなとペットボトルの水を飲むのもだめみたい。乗客がみなスマートフォンを見ているのは日本と同じだが、 持っている機種を見るとiPhoneの人気が高い。それと、さすがに地元企業のHTCのスマートフォンを使っている人が多い。すぐに松江南京駅に到着。 地上に出るとすぐに宿泊先のホテルが見えた。周辺はオフィスや学校、ビジネスホテルなどが多い地域のようだ。銀行も数軒ある。 ホテルのカウンターで予約済みであることを伝え、チェックイン手続き。日本語の上手な従業員が一人いて、丁寧に接客してくれた。 ここまで概ね、適当な英語と、指で1とか2とかやれば大体通じた。台湾語なんてわからないけど漢字だとうっすら意味がわかる場合もある。 宿泊した部屋は思っていたより広くて清潔で、とても快適だった。冷蔵庫にはミネラルウォーターがあるし机にはウェルカム・フルーツも置いてあって、 シャワーの出もいいしバスタブもある。テレビをつけてみたらキテレツ大百科のアニメが放送されていた。日本のホテルとまったく遜色ない。
■荷物を置き、少し休憩してから地下鉄の駅へ。駅のホームにはしっかりとホームドアがついている。どの駅へ行っても必ず掃除係の人がいて、 駅構内はとても清潔だ。「中和新蘆線」で民権西路駅まで行き、「淡水信義線」に乗り換えて剣潭駅まで。 歩いてすぐに屋台の並ぶ通りが見える。鼻をつく匂いがしてくるのは「臭豆腐」という食べ物である。強烈な匂いで、他のものの匂いに例えるのも憚られるが、 まあそういった種類の匂いである。でも日本の納豆も臭いから嫌いである。それはともかく、道端には原付がずらっと停めてあって、車道は車がたくさん走っていて、 屋台と車道の隙間を人がぞろぞろと大勢歩いている。台北の有名な夜市の一つである士林夜市に到着。新橋とか三ノ宮のガード下みたいな雰囲気の場所に 雑多な店がずらっと並んでいる。売り物の上に猫が寝ていたり、地べたで大きな犬が横になって寝てたりする。お茶の店や薬、果物、おもちゃ、服、その他なんでも売ってる。 地下に下りる階段があり、地下美食区と書いてある。行ってみると人がすごいたくさんいて活気に満ちている。何か食べてみようとうろうろしていると店の人が声をかけてくる。 二人くらいの店員に「カニ、オイシイヨ」と言われた。日本人はカニが好きだと思っているのか、カニが一番儲かるのか、本当においしくてオススメなのかはわからないが、 適当な店の席に座って、カキ入りのオムレツ、牛肉の入ったうどん、海老のすり身の団子を揚げたやつなどを注文して食べた。八角という独特のスパイスが少々入っていて 馴染みのない甘さのような味を感じるが、おおむねどれもおいしい。何よりも値段が安い。何を食べても一品100〜300円程度である。
■外に出て、車が入ってこない狭い通りを歩いてみた。三国志の関羽を祀っている関帝廟が通りの角にあって、通りがかる人が皆立ち止まって一礼していく。 ナイキのショップが数軒ある。スマートフォンのケース、カバー類を売っている小さな店が多く、のぞいてみるとヨドバシカメラあたりで2000円くらいしそうなかなりしっかりとしたつくりのものが400円くらいで買える。 服屋が多い。地元の若者と、なぜかこんな人ごみの中で犬の散歩をしている人、観光客、いろんな人が混然としていて、道が狭いので詰まってなかなか進まない。 年末の上野みたいな雰囲気である。暑くて疲れたので一軒の店で飲み物を買う。注文してから飲み物を作ってくれるが、 カップにビニールの蓋がついて密閉されてストローと一緒に渡される。こぼれる心配がなくてなかなかよくできている。ぐるっと一通り見て回ったので駅へ戻る。 いつの間にか駅からの人波がすごいことになっていて、車道上には警察官なのか交通誘導をする者がいた。剣潭駅から松江南京駅へ。 夜9時頃ホテルに戻った。この時間になると町も静かで、人があまり歩いていない。セブンイレブンが煌々と明るいのは日本と同じだった。
No.2050 2016-07-15
お台場のガンダム

■用事があって、仕事が終わってからほんのわずかな時間だけお台場まで行った。お台場を訪れるのは何年ぶりだろうか。 思い出せないくらい前である。その頃より建物が増えていた。中国人らしき外国人が多い。ガンダムみたいなものがあった。大きかった。 ガンダムはテレビでやってたのをぜんぜん見てないのでよくわからない。
No.2049 2016-07-03
はこだてライナー

新函館北斗駅

■晴れて湿度が低く気持ちがいい空気だった。翌日の月曜日は仕事があるので午後には実家を発つ。 急な旅程だったので、日曜日の午後の便はANAもAIRDOもJALも満席で取れなかった。こんな機会でもないと乗らないかもしれないと思い、 今年開業した北海道新幹線で帰ることにした。函館駅から新函館北斗駅まで「はこだてライナー」という快速列車に乗る。 内地のようなロングシートの車両である。まだ新しいからきれいでぴかぴかしている。新函館北斗駅は遠くに山並みが見えるのどかな田園地帯にあり、 函館の市街地からはかなり離れている。列車は報道のとおり空いていて、指定席の切符が残り少なかったのに変だなと思ってたら 盛岡とか仙台から東京まで乗る人が多く、函館や青森から通しで乗る人はそれほど多くないということのようである。 函館は空港が市街地から近くて便利なので、新幹線が延びたからといってそれで函館まで来る人は少ないようだ。 しかも、新幹線で東京駅から最短4時間といっているが、新函館北斗駅から函館市街地までの移動はそれなりに時間がかかる。 冬季の急な積雪で滑走路が使用できなくなって航空便が欠航した際の代替手段ができたというのはいいと思う。 実際冬季はたまにそういうことが起こる。私も一度冬に函館に帰省したときに帰りの飛行機が飛ばなかったことがあった。
No.2048 2016-07-02
AIRDO

■親類の不幸があり、羽田から早朝のAIR DOの便で急遽地元函館へ。もっと涼しいかと思ってたが案外暑い。 近年は北海道も夏は蒸し暑い。内地に比べればまだマシだが。亡くなった親類はまだ60代だった。癌だった。 3月に一度、入院していた病院に見舞いに行った。そのときは元気だった。せっかく函館に来たので夜は地元の友人に会った。 その友人の父も癌で亡くなっている。一日雨が降っていた。
このページのトップへ

「津田沼ノート」は武田がやっています。

TsudanumaNote

津田沼ノート

BACKNUMBER

2002 ////////////

2003 ////////////

2004 ////////////

2005 ////////////

2006 ////////////

2007 ////////////

2008 ////////////

2009 ////////////

2010 ////////////

2011 ////////////

2012 ////////////

2013 ////////////

2014 ////////////

2015 ////////////

2016 //////

"■"RINGS

PAPERS

ここではありません

多聞日記

Barricade

下北沢スタジアム

Matatabi Online

ここであいましょう

あわわアワー

ボクデス on the WEB

web-conte.com

LINKS

dotsメモ

津田沼カメラ

inserted by FC2 system