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No.2133 2017-08-31
■毎週楽しみにしていた「よゐこのマイクラでサバイバル生活」の配信が最終回を迎えるというんで、 家に帰ってから見た。そしたらシーズン2もやるという発表があった。まだまだ見続けたかったのでうれしい。 以前試しにYoutuberと呼ばれる人の動画を見てみたことがあるが、ギャアギャアわめいたり変な顔をして見せたり、 とても見れたものではなかった。そういうのと比べるとよゐこは落ち着いてるのにおもしろくて、さすがにプロの芸人だなと思った。
No.2132 2017-08-25
お祭り

■近所の公園で夏祭りが行われていた。櫓の上では中学生くらいの男子が太鼓を一生懸命叩いていた。 あれくらいの年頃だとこういう行事に借り出されるのがすごく嫌じゃないかと思うのだけどしっかり太鼓を叩いていてえらいなと思った。 子供がたくさん来ていた。自分が子供の頃は夜に出歩くことができる機会なんてほとんどなくて、しかも子供だけで夜に外出していいのは 七夕祭りのときや港祭り、亀田八幡宮の祭りのときくらいしかなかったから、そういうときにはすごくテンションが上がっていた。 今は小さな子供をつれた親が夜遅くでもそこらへんを歩いている。時代は変わったなと思う。
No.2131 2017-08-13
バッジ

■ゆっくり眠って起きて帰り支度。チェックアウト時間近くまでゆっくりした。外に出るともう雨は降っていなかった。地下鉄で札幌駅まで。 数年前までは札幌駅のすぐそばかせいぜい離れても大通公園近くのホテルに安く泊まれた。今は中国人など外国からの観光客も多く、 ホテルの宿泊料が高騰していてとても札幌駅近くには泊まれない。札幌で宿泊するのなら地下鉄のすすきの駅や中島公園駅周辺も検討したほうが良い。 帰りは電車で新千歳空港へ向かう。ネットで今回見たライブのセットリストなどを探す。B'zや久保田利伸などはすぐに見つけられたが John John Festivalのセットリストは見つからなかった。たぶんみんな彼らの曲はよく知らないのだと思う。知らない曲でもあれだけわいわい楽しめたのは彼らの力だろう。 以前山下達郎が「ライブに予習なんて要らない。予習しなきゃ楽しめないようなのはライブじゃない」と言っていた。まったくその通りだと思う。 今回はアーティストロゴの缶バッジの交換を試みた。知らない人が交換してくれた。ライブ見ないでずーっとバッジ交換してる人が毎回何人もいて、彼らは何しに会場に来ているのか謎である。
■快速エアポートで新千歳空港に着き、少し時間があったので出発側の建物内を歩いてみる。新しく空港内に温泉ができたり、飲食店がたくさんあるエリアができたり、 色々変化していた。野球の日本ハムのグッズ店や水曜どうでしょうのグッズ店もあった。帰りもバニラエア。少々出発が遅れた。成田空港に着く。暑い。 石狩はあんなに涼しかったのに。いつまで経っても内地の夏の暑さには慣れない。
No.2130 2017-08-12
泥の水溜り

SUN STAGE

■朝起きて外を見たらめっちゃ雨が降ってた。どうも明け方くらいから降り続いてたようなので、過去の経験からこれは会場が泥沼になるなと判断し、 ホテルからポンチョ+長靴で出発。昨日と同じように手稲→花畔の路線バス利用。やはりこのルートで会場に向かう者は他にいない。 札幌駅以南、あるいは小樽方面から車以外で会場を目指す者にとっては検討する価値のある交通手段ではないかと思う。会場に着いたのは午後2時頃。 既に各ステージとも二、三組のアクトが終わっていた。まずは石狩美術館側の入口から一番近いBOHEMIAN GARDENのほうへ歩く。 雨は止まずに降り続き、思った以上に地面の状態が悪い。あちこちが水溜りや泥のぬかるみになっている。
■14:00 佐藤タイジ ソーラーワークショップ&セッション at BOHEMIAN CIRCUS
通りがかりに小さなステージを見かけ、人が集まっているので近づいてみた。以前は無かったBOHEMIAN CIRCUSというステージで シアターブルックの佐藤タイジと山口洋、ヒラマミキオの三人のセッションだった。佐藤は近年、原発反対・太陽光発電推進みたいな活動に力を入れていて、 彼の思想自体は正直、全面的には賛同しかねる部分があるがミュージシャンとしては一流だしシアターブルックの音楽はわりと好きである。 シアターブルックの「ありったけの愛」を最後にやった。いろいろな出演バンドのメンバーあるいはサポートメンバーとして今回のRSRにシアターブルックのメンバーが全員いるのに、 シアターブルックとしてのオファーがなかった、主催者は意地悪だ、来年はバンドで出たい、といったようなことを言って客を笑わせていた。
■15:00 John John Festival at BOHEMIAN GARDEN
今回の出演者の中で唯一、事前に予習してぜひライブを見ようと決めていたのが彼らである。なんとなく気になってYoutubeで彼らの演奏を見た。 勘がよかったのか、結果とても気に入った。彼らの奏でる音楽はこの会場のいちばん奥にある牧歌的なステージとぴったり合っていた。 ヴァイオリンとギター、それと見慣れない打楽器の三人でアイルランドの音楽をやる。ヴァイオリンのことを「フィドル」と呼んでいた。 フォークミュージックや民族音楽で使われるヴァイオリンのことを「フィドル」と呼ぶのだそうだ。片面の太鼓みたいな打楽器は「バウロン」というアイリッシュ音楽の打楽器で、 聞いていて気づいたのは打楽器なのに音程があるということである。叩く面と反対側を抑えて音程を操っているように見え、ベースのような役割をしているようにも聞こえた。 そのバウロンの奏者が顔を激しく動かすのでメガネが飛んでいっておかしかった。ジョン・デンバーの「カントリーロード」を客も一緒にみんなで歌った。 ギターの人が北海道帯広市出身ということで、過去にこのフェスティバルには客として来た、2004年のバンプオブチキンのライブを見た、いつかこのフェスティバルに出たいと思っていた、 と言っていた。本当はダメだと思うが、持ち時間を少々オーバーして一曲追加した。ミニマムな編成ながら独特の強いグルーヴ感があり、 客はみな雨も忘れて楽しそうに好き勝手に踊り、歌い、シャボン玉を飛ばした。フェスティバルってこれだよな、って思う楽しく素晴らしいライブアクトだった。
■15:40 F-BLOOD at RAINBOW SHANGRI-LA
PROVOの小さなステージで中村達也がドラムを一人でドコドコと叩いていた。ほえ〜すげえなと思ってしばらく見ていた。 大人になってからこんなに長い時間雨にうたれながら外にいることなんてなかったなあと思った。 この時間、他に何も見るものもなく、通りがかりでうっかりF-BLOODのライブを見てしまった。藤井フミヤとその弟を中心としたバンドである。 さすがに芸歴が長いだけあってMCは小慣れた感じだし、聞いてるとわりとおもしろい。雨上がれ上がれと念じていた、会場についてステージを見たら屋根があってよかった、とか 実家要る?あんな古い家要らない、という実の兄弟らしい内容の話もあった。昔よりも歌は上手くなったように思う。声の出し方が変わったような印象。彼らの音楽には特にこれといった感想はない。 グッズ売り場の前とメインゲートのある辺りが一番大きな沼のような泥と水溜りで、みな歩くのには苦労していた。こういうとき長靴は楽である。 大して足元を気にしなくてよい。久しぶりに参加して思ったのは、がっちりフェスファッションでございますみたいな人は以前に比べて少なくなって、 ほぼ普段着みたいな格好の人が多かった。参加者の裾野が広がったことの表れだと思う。いいことだ。
■17:30 ZAZEN BOYS at def garage
ナンバーガールが解散してから初めてZAZEN BOYSというバンドを組んで向井秀徳がエゾに帰ってきたのが2003年だった。そのときのライブのことは鮮明に覚えている。 ZAZEN BOYSのあの初ライブをこの場所で見てから早くも14年の月日が経っていた。当時とメンバーは変わったが、はるかに演奏の変態度が増していた。 音のエッジがばっきばきに鋭く、研ぎ澄まされた音が圧力になってびしびし飛んでくるようなライブアクト。「エゾォ!エゾッ!エゾッ!エゾッ!エゾッ!」と向井が叫んでいた。 以前の向井氏はよくビールを飲みながら会場をぶらぶらしていた。急に会場の片隅で弾き語りを始めたこともあった。懐かしい。とても残念だが途中で移動。
■18:30 久保田利伸 at SUN STAGE
やっぱりこの人はすげえなあ。最初から最後までそんな思いで見ていた。いきなり「LA・LA・LA LOVE SONG」からのスタート。昨日のB'zもそうだが、ベテランは出し惜しみをしないのがいい。 余裕があるのだろうなと思う。私が初めて自分のお金で買ったCDは氷室京介と久保田利伸である。変なアイドルやアニメのCDじゃなくてよかった。 私が最初に「グルーヴ」「ファンキー」という言葉を耳にしたのは彼が昔やってたラジオ番組だったように記憶している。 彼はライブ中、しきりに「パーリーピーポー!」と呼びかけてきた。途中、この北海道が産んだ名曲、と言って松山千春の「大空と大地の中で」を歌った。 そして坂本九の「SUKIYAKI」も歌った。8月12日は坂本九の命日だった。「Missing」も歌った。 この年になってMissingが生で聞けるなんて思ってもいなかった。子供の頃の自分に自慢したいような変な気持ちになった。 客みんなが息を止めて聞いているような雰囲気。名曲の素晴らしい歌唱だった。「Bring Me Up!」や「Upside Down」「Free Style」など比較的最近の曲が多く、 欲を言えば古めの曲をもっとたくさんやって欲しかったかな。最後は「LOVE RAIN」。雨の中、野外でこの曲を聞けるのはきっとこれが最初で最後だろうな。素晴らしかった。 SUN STAGEからの移動中、遠くから斉藤和義の「歩いて帰ろう」が聞こえる。このあたりでいったん全てのステージがブレイクに入る。食事やトイレなど。 そして花火が上がり、ライブが再開される。
■21:00 Awesome City Club at RAINBOW SHANGRI-LA
若手のバンドである。このバンドのボーカルが「Rising Sunは邦楽フェスのてっぺん」と言った。客はぎゅうぎゅうに詰まり、外まで人が溢れていた。 「初めて札幌に来てライブやったときお客さんあんまりいなくて、いまこうやってたくさん集まってくれて、俺らも少しは売れてきたのかなって思えた」と少し照れながら言っていた。 ライブを見て彼らに興味を持ち、後から得た情報では、元々別のバンドで活動していた者達が売れるために結成した、ということである。 売れるというのは大事なことで、どんなに良い曲を作ったところで人の耳に届かなければそれは無いのと一緒である。 極端なことを言うと、結局ポピュラーミュージックというやつはみんな歌しか聞いていない。売れるために必要なのは声、メロディー、ルックスである。 彼らにはそのいずれも備わっている。いずれ、遠くない将来、彼らはもっともっと売れるだろう。楽曲はシティポップを思わせるようなものが多いが 演奏は力強い。客のよいリアクションに呼応して尻上がりにテンションの高い素晴らしいライブになっていった。 大げさかもしれないがこれからのポピュラーミュージック界を引っ張っていけるような実力とセンスを持ったバンドだと感じた。
■21:40 CORNELIUS at RED STAR FIELD
このフェスティバルにCORNELIUSが出演するのは10年ぶりなのだそうだ。私が彼のライブを見るのは今回が初めてである。 度肝を抜かれた。もし自分が何かの表現者だったら、こんなすげえバケモンが同じ時代にしかも同じ日本人にいることに絶望したんじゃないかって思うくらいすごいライブだった。 とても凝った映像が後ろのスクリーンに流れ、それが音とシンクロしていてすごい。アルバム「POINT」に入っている「Drop」という曲なんか、これライブで再現できるのかよ、 と本当に驚いた。映像や照明などかなり力が入っていて、このライブのためのステージの設営を転換の時間内に終わらせるのは大変だったと思う。スタッフはよく頑張った。 見終わった後はほぼ放心状態だった。山下達郎のライブを初めて見たとき以来の、そのときとはまた違った種類の衝撃でやられた。 何をいまさらと思われるかもしれないがそれが率直な感想である。
■この後の深夜から早朝にかけて、サチモスもくるりもROTH BART BARONも大沢伸一もSLANGもMOROHAも見たかったが自分ももう若くないので、 無理をせずにここらで会場を後にする。さすがにもうこの時間は路線バスはないのでシャトルバスの列に並ぶ。地下鉄の終電に接続する時間のバスに間に合った。 帰りの行列はみなライブの感想などを話したりしながら楽しそうだ。フェス客の高齢化なんて言われているがこのRSRには若者がたくさん来ていて、良かった。 次回は20回目の開催となる。また来ることができるように一年頑張ろうと思った。バスは35分ほどかかって地下鉄南北線の麻生駅前に到着。 泥のついた靴でみな地下鉄駅の中を歩く。汚して申し訳ない。ホテルにたどり着き風呂に入る。この二日目はずっと雨が降り続け、しかも寒いという、 今までに体験したことのない過酷な環境だったが、晴れて暑いよりも体はぜんぜん楽だった。顔が濡れないようにツバ付きの帽子をかぶってさらにその上にフード、 丈の長いポンチョ+中敷入り長靴がベストではないかと思う。雨だってしっかり装備を揃えて臨めばどうということはない。
No.2129 2017-08-11
Rising Sun Rock Festival 2017 in EZO

Next Artist...B'z

■京成で成田空港まで行き、第3ターミナルからバニラエアで新千歳へ。盆休みなのでLCCといえどもそこまで安くはなかった。 ほぼ定刻で新千歳空港に到着。久しぶりに来た新千歳は、前に来たときは思わなかったがなんとなく建物が古くなってきたように見えた。 電車で札幌まで行くつもりだったがGoogleマップでホテルまでのルートを検索したら空港から札幌市内行きのバスがホテルのすぐそばに止まることがわかったのでバスを選んだ。 バスの乗客は少なく、数えられる程度だった。乗車時に運転手が「道路が渋滞してるので遅れると思う」といった趣旨のことを言っていた。まあそんなに急ぎでもないしいいやと思っていたが、 大した渋滞はなかった。札幌ドームの横を通り、福住駅経由で目的地に昼過ぎ到着。地下鉄すすきの駅の近くのホテルに荷物を預け、石狩へ向かう。
■普通ならば地下鉄南北線で終点の麻生まで行き、そこからシャトルバスに乗って石狩入りするのだけど、今回は初めての試みで、それ以外のルートで向かう。 麻生からのシャトルバス、運よく座ることができればいいのだけど、下手すると車内ぎゅうぎゅうで立ったまま40分以上耐えなければならない。 それを避けるという意味もあって、今回はまず札幌駅からJRで手稲駅まで行き、終点の花畔まで路線バスに乗れば会場まで徒歩15分足らずでたどり着けるはずと見込んだ。 果たしてその見立ては正解だった。手稲からの路線バスは空いていて、しかもシャトルバスより運賃も安い。このルートで会場入りする者は他にはいないようなので来年以降もこの手を使おうと思うが、 会場が移転するという噂もちらほらあって、そうなるともうこのルートを使うのも最初で最後になってしまうかもしれない。
■5年ぶりに参加するRising Sun Rock Festival 2017 in EZO(以下RSR)。ここに来るのも数えてみたらこれで13回目である。会場の南東側、石狩美術館側の出入口から初めて入場。 通路沿いに第一回1999年のときのものから歴代のRSRのイベントポスターの大きいやつが展示されている。出演者名がずらりと記載されている。 当時とはメンバーが変わったバンド、もう既に解散してしまったバンド、他界してしまったミュージシャン。既に常連となって幾度も出演しているバンド、一回きりしか出ていないバンド、 本当に多種多様な、様々な人たちが出演したものだと感じる。朝もやの中で見たライブ、雨の中見たライブ、草の上に横になって見たライブ、寒さにこごえながら見たライブ、たくさん思い出す。 会場マップとタイムテーブルが印刷されたものをもらう。最後に来た5年前と比べて会場のレイアウトはさほど変わっていないようである。 タイムテーブルを見て、最初に何を見ようかなとしばし思案する。RED STAR FIELDの横を通りかかったとき、待機している客層や雰囲気がなんとなく良さそうだったので、 最初のライブアクトはとりあえずここで見ようと決めた。地べたに座って開演を待つ。近くに座ったままいびきをかいて眠ってる男がいた。おそらく場所取りか何かで夜通し並んでた者ではないかと思う。 テントサイトの中でもなるべく良い場所を取るために何日も前から並ぶ連中がいる。すごい。たいした馬鹿である。
■15:00 チャラン・ポ・ランタン at RED STAR FIELD
一度も曲を聞いたことが無い。男なのか女なのか、バンドなのか何なのかすらわからず、何の知識も持たずになんとなく選んだ。 開演前のスタッフ挨拶があり、いよいよ今回のフェスティバルのライブが始まる。大人数がステージ上に並び、サーカスみたいな、 楽団のような明るい色の衣装を着ている。アコーディオン奏者もいる。とても楽しい音楽だ。途中一曲、撮影OKという時間を設けていた。 SNS全盛の時代、撮るな撮るな絶対撮るなと言ってもどうしても撮影する者がかなりいる。正直不愉快に感じる。 こうやって時間を限定してサービスするのも一つの手だなと思った。客にも出演者にもメリットがあるだろう。「恋とマシンガン」のカバーもやった。つまらなかったら他に移動しようと思っていたが 結局最後まで見てしまった。ヘンテコでとても良かった。
■17:00 B'z at SUN STAGE
このフェスティバルで最も大きなステージ、メインステージであるSUN STAGEの前には広いスタンディングゾーンがあり、聴衆はそこでライブを楽しむ。 このゾーンへの入場が規制されたことは、自分の記憶では過去に1度しかない。2001年のミッシェルガンエレファントである。 こういった音楽のフェスティバルに来る客層も当時とはずいぶん変わり、純粋にレジャーとして楽しんでいる者が多数来ていて、それは良いことだと思う。 そんな客層に最も支持されているミュージシャンのうちの一組がこのB'zであろう。ことによると入場規制があるのではないかと考え、少し早めにスタンディングゾーンへ。 結局入場規制があったかどうかはわからないけど、後日上空からの映像を見たら今まで見たことないくらいの広い範囲が人で埋まっていた。 それにしても、生きてるうちにB'zのライブを生で見るときが来るなんて思っていなかった。実際に見て、ここ20年以上ずっとチャートのトップに君臨している理由がよくわかった。 カリスマ性とキャッチーな曲に圧倒的な声とパフォーマンス。何よりも誰もが知っている明るい曲がいくらでもある。一曲目の「さまよえる蒼い弾丸」からもうずっと楽しい。すごい。
■少し会場内を歩いてみる。途中、PROVOという、飲食の店と服の店と小さなステージが一体になっているスペースにあるDJブースにピーター・バラカンがいた。 スカやロックステディやレゲエのレコードをかけていた。声をかけてみたらにこにこして気さくな人だった。毎回恒例の出演者ロゴバッジのガチャガチャをやったり、 グッズ売り場を眺めたり、コールマンブースに会場受取予約しておいたものを取りに行ったりご飯を適当に食べたりトイレに行ったりして過ごす。アーティストグッズのほうはそうでもないが、 フェスティバルの公式グッズの売り場がすごい行列になっていた。ちなみにB'zのグッズは販売開始から一時間くらいで全部売り切れたそうだ。今回はチケットが過去にないくらい早い段階で完売し、ネット上ではかなりの高額で売買されていた。 来客数が多くて大変なことになるかなと思っていたが、そもそも会場がだだっ広いので特に窮屈な感じはなく、トイレの列もさほどではなかった。ただ、飲食の店はわりとどこも人がたくさん並んでいた印象。 たまに弱い霧雨が降るくらいで、ずっと曇っていたので昼間は涼しく、夜もあまり気温が下がらず快適だった。
■19:10 ねごと at def garage
def garageはこのRSRの中では小さいステージである。傾向としては、今後が期待される若手が主にブッキングされていて、出演者の数が多いかわりにそれぞれの持ち時間が短い。 そのせいなのか、ここに出る者たちはスタート前のリハーサルで丸々一曲やってしまうことが多くて、早めにそこにいると少し得した気持ちになる。時間が押すのは厳禁だけど早くやる分にはええやろということで、 気が利いた連中はそういうことをやってくれる。ねごともリハーサルで丸々一曲やって客を沸かせた。5年前、この同じステージで見たときと比べて技術もステージ度胸も良くなり、格段に成長したと感じた。 リハーサルで一曲やってる間に客がどんどんやってきて、屋根付きステージの中は人でいっぱいになった。新曲に対する客の反応がすごくて、「この曲知らないでしょ?すごいね!」とバンドの面々も驚いていた。
終わってRAINBOW SHANGRI-LAに向かう途中、RED STAR FIELDのTHE BACK HORNを雨の中ちょろっと見た。相変わらずエモーショナルなボーカルだった。雨がよく似合う。 THE BACK HORNはデビューから19年だそうだ。RSRと大体同じ年月である。デビュー間もない頃、RSRがオファーをくれて嬉しかった、といったようなことを話していた。
■20:10 夜の本気ダンス at RAINBOW SHANGRI-LA
今回の出演者の中では若手と言ってよいのではないかと思う。2016年12月にメジャーデビュー。わりと名前も聞いていたのでそれなりに人気があるのだろうと予想していたが、 始まる頃に到着したらRAINBOW SHANGRI-LAから人がいっぱい溢れていた。バンド名から勝手にダンスミュージックぽい曲をやるのかと思っていたが、わりとまっとうなロックバンドだった。 ただ、曲をよく聞いていると、意図して客が踊りたくなるようなダンスビートの楽曲をやっているように感じた。 バンドメンバー4人いるうちのドラムが一番たくさんしゃべるという、めずらしいパターンである。「ヤバイTシャツ屋さん」とか「忘れらんねえよ」「ゲスの極み乙女」「踊ってばかりの国」などなど、 へんてこなバンド名が近年の流行のようで、「夜の本気ダンス」という名前もなかなかのものだが実力はある。キャッチーでルックスもそれなりに良く、パワーもある。急に消費されるような売れ方をしなければ良いなと思える、魅力あるバンドである。
■21:20 Midnight Bankrobbers at BOHEMIAN GARDEN
会場の一番奥にある小さなステージで座って聞く。Midnight Bankrobbersというのが何なのかまったく知らなかったがチバユウスケとイマイアキノブ二人が座ってギター弾き語りをする。 夜も更けてきて、じっと座っていると寒さすら感じる。そんな中で聞く彼らの曲はきれいだった。ロックバンドのフロントマンだったチバのイメージとはずいぶん違う、 悲しく、切なく、そしてやさしい曲と歌だ。チバユウスケのロックスター然とした声や佇まいというのは何だろうか。ぼんやり眺めていて思ったのは、 大げさに言えば彼は命がけで歌っているように見える。あのしゃがれた声は、命を削ってる感がある。 チバユウスケやクハラカズユキ、ウエノコウジ、ベンジーや中村達也など、RSRの第一回出演者であり、立ち上げに関わった彼らが様々な形でほぼ毎回、クハラ以外は北海道出身でもないのに20年近くの間、夏にこの石狩に来てくれるのは嬉しく思う。
■まだまだ色々なステージでライブは続くが無理はせずこのあたりで会場を後にする。友人の車で札幌市内まで乗せてもらい、平岸近辺でもう一人の友人と合流。 みな小学生時代からの友人なので長い付き合いである。おばあさんが一人で朝4時までやっている謎の店でジンギスカン定食を食べた。うまい。安い。食べながら店の中で、食べ終わってから道端で積もる話をしていたら深夜2時だった。 ホテルまで送ってもらった。
No.2128 2017-08-04
■仕事がらみである資格試験のための講習会に出席するために赤坂見附駅の近くにある会場へ。 駅の近くに「赤坂見附跡」があった。江戸城三十六見附の一つなのだそうだ。「見附」は外敵の侵入を発見するために設けられた警備のための城門のことらしい。 東京はわりとこういう古い歴史にちなんだ地名が残ってる場所がちょこちょこある。このあたりのコンビニで買い物をしようとしたらどこも混んでいる。東京のコンビニはいつも混んでいる。
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