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No.1522 2010-6-30
■できることなら駒野の立場を自分がかわってやりたい。
■PK戦の後、パラグアイの選手が二人ほど、駒野に歩み寄って、おそらく励ましてたのだと思う。 特に18番のバルデスという選手が一生懸命なにか伝えようとして顔に手を当ててなにか声をかけていた。いい奴だな。
■昨日、パラグアイ戦の中継でエクザイルが出てた。スタジオゲストみたいな感じ。 私にはどうしてもエクザイルが「ドキッ!チンピラだらけのカラオケ大会!オドリもあるよ」にしか見えないのだ。
■それはともかく、なんか、中継のテーマソングみたいなのがワールドカップごとに必ず毎回出てくるんだけど、あれはいったいなんなんだろうか。 必要なのかあれは。スーパーフライとか。スーパーフライってもっとかっこういいのかと思ったらださいんだね。
■ところで唐突だがふと思ったのは、歴代日本代表にはだいたい、日本国籍を取得したブラジル人またはブラジル人ハーフの選手がいたということである。 自分はにわかサッカーファンなので代表は92年のダイナスティカップや93年のドーハあたりからしか知らないが、 93年のワールドカップ予選にはラモス、98年のフランス大会はロペスワグナー、2002年と2006年はアレックス、そして今回はトゥーリオがいた。
■で、前回大会のメンバーと今回のメンバーを見ていて、二大会続けてメンバー入りしたのは中澤、駒野、玉田、遠藤、中村俊輔、稲本、楢崎、川口の八人。 このうち、主力で今回も出場したのは中澤と駒野、遠藤の三人である(前回、遠藤は1分も出場できなかったが)。 これが多いか少ないかというと、少ないと思う。もっともっと、特にいわゆる「アテネ世代」の選手達にワールドカップの経験をつませておくべきだったと悔やまれる。 ジーコで失われた四年間は、本当に、本当に日本のサッカー界にとっての大きな損失だ。
■だから今回、長友や内田、本田、森本、岡崎らがメンバーに入っていたことは、将来きっと生きるだろう。 本当はもっと、若い選手を入れてほしかったが、香川や学生らのサポートメンバーも帯同していたので彼らにも期待しよう。 ワールドカップがどんなものかというのを肌で感じ取ってくれたのではないか。ベスト16とベスト8の間には、大きな大きな壁があるということも。
■それにしても、今回の日本代表は、いいチームだった。戦術だとかそういったことではなく、選手同士、選手とコーチングスタッフの間に、本当に強い結びつきを感じた。 そもそも弱い集団が強い集団に立ち向かうときに、バラバラだったら話にもならないわけで、そういう意味では前回大会の反省が活きたのだと思う。
そして今回の代表は、いまできることを目一杯やり切れたのではないか。過去三大会、そういう感じがなかった。 ポゼッションサッカーをやろうとして選んだメンバーをどうにかやりくりして堅守速攻型のやり方を、短期間での突貫工事で築き上げた結果のベスト16は立派だった。
■それでも俺は勝ちたかったよ。
No.1521 2010-6-29
■昼にRISING SUN ROCK FESTIVAL in EZOの出演者追加発表があった。 先日書いたとおり、けっこうなビッグネームあるかも、これは桑田・ミスチルクラスあるで!とか予想してたが、 今回追加されたのはこんな感じだった。
【第四弾】
OGRE YOU ASSHOLE、Buffalo Daughter、EYヨ、the原爆オナニーズ、Theピーズ、M.J.Q、 ASIAN KUNG-FU GENERATION、山下達郎、DE DE MOUSE、tobaccojuice、七尾旅人
■なんといっても山下達郎だろう。まさか出るとはおもわなかった。あんなに音にこだわる人が野外なんかでやらないよなさすがにとか思ってたから本当に驚いたのだ。 9月にアルバムを出すらしいのでそのプロモーションという意味合いが強いのだろうけど、そうだとしても、主催のWESSはよくやった。えらい。 よくオファーした。フジロックでもサマーソニックでもなく、ましてひたちなかのイベントでもなくエゾに出てくれるというのが嬉しい。 昔の曲もやってくれたらいいな。出演は8月14日。なんか全国ツアーで8月16日と17日に札幌でコンサートやるみたい。いまツアー日程確認したら函館市民会館でもやるみたいだ。地方公演もほとんど完売しててすごい。
■で、タイムテーブルの発表がちょっと心配だ。被りが。一日目はKANだけ見れればいいやと思ってるが、二日目の山下達郎と相対性理論が重ならなければいいなと思っているんである。 もしそうなったら相対性理論はあきらめるが。ピーズとかBuffalo Daughterもいいな。DE DE MOUSEやtobaccojuiceという人もなんかいいらしい。
■それにしても山下達郎と同時に発表されたのが「the原爆オナニーズ」とか「ASSHOLE」とか、なにやらすごいことになっているのだ。 よく考えたら「タバコジュース」というのもなんだか妙な名前である。
■改めて出演者をざっと見てみると、幅が広いというかバラエティに富んでるというか、なんだかわけのわからないことになっている。 だって、達郎に永ちゃんに聖飢魔IIだよ。スチャダラパーもいればエマーソンもいるしKREVAにROVOに栗コーダーカルテットだからすごい。
■とりあえず一日目終わったら泊まるホテルも予約した。札幌駅からすぐのところのホテルが今なら早期割引みたいな値段になってて安くて助かる。 飛行機も既に予約してあるから、あとは当日の天気だけ気にしていればいい。
No.1520 2010-6-27
■二点目の遠藤のフリーキックの場面なんですけど、インタビュー記事で遠藤が「蹴った瞬間に入ったと思った」とか言ってたんで、 あの場面を見返してみたら、蹴ったモーションの流れのまま、キックの直後、確かにすぐさま左のほうへ向かって走り出してた。 美しい弾道だった。ジェフもあれで何度かやられてる。
■少し気が早いが、次の代表監督はどうするのだろうか。安易に岡田続投ということになるようだと残念である。 岡田監督がだめだというのではなくて、結局、日本代表の目指すべき方向はどういうものなのかというところから逆算して、 その方向を実現できる監督を選んで、継続して強化してほしいのだ。グランドプランとでもいうべきものを日本サッカー協会は示してほしい。 毎度、4年ごとに監督を変えて方向性が定まらない。
オフト→ファルカン→加茂→岡田→トルシェ→ジーコ→オシム→岡田。
なんなんだこれは、と思う。毎度毎度、基礎から作っていくというんでは、4年という限られた時間のなかで作り上げられる高さには限界がある。 Jリーグで鹿島がずっとトップでいられるのは、一貫したスタイルを軸に、長期ビジョンで強化を続けているからだ。 クラブチームと代表では使える時間がぜんぜんちがうから鹿島のやりかたをそのまま取り入れろとは言わないが、目先にとらわれず、 いつか世界の国々が「日本に負けたのなら仕方ない」と思うほどの力を持てるようになってほしい。
■話は変わる。昨日26日、RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZOのチケットの一般発売が始まったので早速買ってきた。 パルコの1階のチケットぴあに行ったら、カートゥンというアイドルグループのチケットと、山下達郎のチケットと、 プロ野球のチケットを買い求める者達で混雑していた。
■6月21日に第三弾の出演者追加発表があって、26日にチケット発売、で、なぜかよくわからないが29日にまた追加発表があるらしい。 21日にまとめて発表するのではなく、わざわざチケット発売の後にそれほど前回の発表から間をあけずにまた発表というのはどういうことかと考えると、 なにか主催者側の配慮を感じるのだ。先に買っておけよ、というメッセージなのではないかと勝手に判断して早めに購入しておいた。
■それにしても、21日の発表時点でもう既にかなりおなかいっぱい状態のラインナップなので、これ以上べつにいいよと思っているのだ。
【第一弾】
andymori、UA、エレファントカシマシ、オーサカ=モノレール、ORIGINAL LOVE、Curly Giraffe、キノコホテル、清竜人、 グループ魂、KREVA、GRAPEVINE、Cocco、斉藤和義、ZAZEN BOYS、THEATRE BROOK、school food punishment、dustbox、Char、 チャットモンチー、the telephones、TOKYO No.1 SOUL SET、the pillows、PLASTICS、bloodthirsty butchers、THA BLUE HERB、 ホフディラン、MASS OF THE FERMENTING DREGS、ムーンライダーズ、LOVE PSYCHEDELICO、LOOPA NIGHT、LA-PPISCH、 WAGDUG FUTURISTIC UNITY
【第二弾】
安藤裕子、AA=、オオハタハラダナガヅミ、奥田民生、片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ、スチャダラパー、PUFFY、 向井秀徳アコースティック&エレクトリック、CATSUOMATICDEATH、難波章浩-AKIHIRO NAMBA-、pupa、BLACK BOTTOM BRASS BAND、 THE PREDATORS、CLUB KING TALK SHOW
【第三弾】
聖飢魔II、KAN、トクマルシューゴ、ROVO、栗コーダーカルテット、テニスコーツ、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、 the武田組、ONE OK ROCK、長田進 presents bar MALPASO、9mm Parabellum Bullet、矢沢永吉、 BEAT CRUSADERS、the HIATUS、BOOM BOOM SATELLITES、DOES、THE BACK HORN、曽我部恵一BAND、相対性理論、 EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX、PE'Z、yanokami、D.W.ニコルズ、Ovall、detroit7、ソウル・フラワー・ユニオン、 松竹谷清&エマーソン北村、川上つよしと彼のムードメイカーズ、バンバンバザール、HIFANA、オレスカバンド、 suzumoku、椎名純平&The Soul Force
■こんな感じである。この中でぜったい見る、というのはKAN、相対性理論くらいか。正直なところ、相対性理論のライブを見るのは不安だ。 CDのあの完成度をライブでどうやって表現するのだろうか。ぺなぺなな演奏になってしまいそうな気もするのだがどうか。 どうにか見れたら、と思うのはROVO、ORIGINAL LOVE、川上つよしと彼のムードメイカーズ、BLACK BOTTOM BRASS BAND、PLASTICS、yanokami、斉藤和義といったところ。 他と重ならなければ見てみたいのはオーサカ=モノレール、オオハタハラダナガヅミ、ソウル・フラワー・ユニオン、聖飢魔II、 HIFANA、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、KREVAなど。開催から12年、とうとうまったく知らないバンドがメインステージであるSUN STAGEに登場だ。 dustboxというバンド。同じSUN STAGE出演のthe HIATUSや9mm Parabellum Bulletはなんとうなくやってる音楽の感じや名前くらいは知ってるが、 dustboxはぜんぜん知らない。だってゴミ箱だよ。人気あるのだろうか。
■というか半分以上知らないのだ。チャットモンチーってけっこう名前は見かけるけど、いいバンドなのだろうか。 トクマルシューゴも気になる。どんな音楽かはぜんぜん知らないが、直感でなにか良さそうな気がする。きっと本名は徳丸修吾とかいうのではないか。 ひさしぶりに向井の弾き語りも聞きたい。
No.1519 2010-6-26
■去る25日の日本対デンマーク戦は、早起きして見た。前の晩は早く寝たのだ。 サッカーの試合を見るためにこんなことをするのはとてもひさしぶりのことだ。 ぼんやりしたまま画面を見ていると、会場のスタジアムに「神様 仏様 岡田様」の懐かしい横断幕。 97年11月、ジョホールバルでのイラン戦でも見た。
■神様、とまでは思わないが、ここまでチームをよく持ってきたと思う。ただ、 岡田監督が国内最後の壮行試合後の挨拶を川口に押し付けて逃げたことはまだ自分は忘れてないぞ。 あれは、上に立つ人間は、絶対にやってはいけないことだった。
■で、試合を見ていて思ったのは、まず、アフリカという土地が日本にとって案外、相性がいいのかもしれないということ。 99年ナイジェリアでのワールドユース準優勝、2000年のモロッコでのハッサン2世杯、フランス戦、ジャマイカ戦。 そして今回の南アフリカで果たしたワールドカップ16強。
■それと、デンマーク戦だけでなくてカメルーン戦、オランダ戦でも思ったのだけど、ヨーロッパやアフリカの選手達のシュートレンジの広さが、 日本の選手とはぜんぜんちがうということで、だいたい日本人選手の1.5倍くらいはあるのではないか。 この距離からなら打ってこないだろう、打ってもへぼいシュートになるだろうなという距離からばんばん鋭い、 しかも、ドリブルしたり動きながらでも、しっかりコースを狙ったシュートを打てる。あれはうらやましい。
■それはそれとして、いままで「いい試合をする日本代表」は幾度か見たことがあったが、「強い日本代表」をこんな国際舞台の真剣勝負の場で、 しかもヨーロッパの強豪相手の試合で見たのは初めてかもしれぬ。北欧のでかい奴らの放り込みをことごとくはね返し続け、 一点差にされてからも慌てずにだめ押しの得点で突き放すなんて、こんなにたくましい代表がワールドカップで見れるとは思ってなかった。
■阿部勇樹。
彼がスーパーな選手であることはジェフのファン、Jリーグを見ている者には既に周知のことだったと思う。 彼が一番活きるポジションを大会の直前に得て、三試合通じてとてもいい働きをした。プレッシャーを受けたときに若干慌てる場面はあったが、 地味な役割をよく果たしている。長谷部や松井なんかが、寄せられても動じずにプレーできているのを見ていると、 やはり海外のクラブでの経験というのは大事なものなのだな、阿部ももっと早く海外へ行ってたら、と思う。
■トーナメントの一回戦でたとえパラグアイに10-0で負けたとしても、二勝一敗でグループリーグを勝ち上がったという偉業に対する評価は揺らぐものではない。 選手達と監督やスタッフは称えられるべきだ。そして、大会前の代表の戦績、試合内容があんなだったのに、それでも信じて、 時間と費用を捻出して現地までかけつけたファン達も立派だ。立派なばかもの達である。
■それに対して、大会前に「負けろ日本」とかほざいてたクソサッカーライターどもは今後二度とサッカーに関する文章書くなよ。 おら金子達仁、杉山茂樹。土下座してわびてみろよ。
期待しないのはわかる。興味ないというのもわかる。でも、自国の代表チームに対して「負けろ」とは何たることか。 親善試合や練習試合ならば敗戦にも意味がある。負けたほうがよかった、と言える場合もあるだろう。
本番で負けて、なにか得るものがあるのか。「負けろ日本」は本当に理解し難い。彼らは日本人なのか。 今後も一切、金子と杉山のことは信用しない。連中の文章は一切読まない。
■セルジオ越後はべつにいい。あの人は本当は日本が強くなってほしい、勝ってほしいって思ってるから。 2004年のアジアカップの中継で「やったー!やったー!勝った!」と騒いでたのをよく覚えている。
■今大会は日本の試合以外はあんまりちゃんと見てないのだけど、印象に残ったのはニュージーランドの奮闘ぶりと、 ドラマチックな試合のアメリカ代表だ。
ニュージーランドはスロバキア、イタリア、パラグアイと同組にも関わらず、三引き分けで勝ち点3を獲得した。 残念ながらトーナメント進出は果たせなかったが、しぶとく戦って見事に三戦負けなしという結果を残した。 オーストラリアがアジアサッカー連盟に転籍した今、ニュージーランドはオセアニア地区の代表として、代表チームもクラブでも、 やられ役であることが多いとはいえ、国際舞台を踏む機会が増えたのがレベルアップにつながり、今回のような結果につながったのではないか。 今回の成果は決してまぐれではないように思う。
アメリカ代表は、ここのところコンスタントにワールドカップやオリンピックでそこそこいい結果を残している。 オーソドックスなサッカーを、基本に忠実に90分間やり続けるチームという印象。今回も、イングランドと同組ながらグループリーグを首位で突破した。
■正直言って、パラグアイよりもイタリアのほうが、日本にとってはまだいくらかやりやすかったのではないかと思う。 今の日本がいちばん苦手なタイプがパラグアイのようなチームではないか。しかし、日本がベスト8を狙える機会はそうそうあるものではないと思うので、 ここまできたらなんとかがんばってほしい。今回の日本代表にはあまり多くを求めない気持ちだったが、だんだん欲がでてきてしまった。
No.1518 2010-6-20
■優勝候補の一角を相手に、試合終盤に猛攻をしかけるも一歩及ばず、0-1での惜敗。
■昨日のオランダ戦は、12年前のアルゼンチン戦を思い出すような試合だった。あのときと違ってたのは、 監督が試合終了後、悔しさで憮然とした表情のまま腕組みしてしばらく仁王立ちしていたことだ。 FIFAランク1ケタのような国からでも、勝ち点を奪える可能性がある試合内容だっただけに、 あのような表情になったのだろう。あの姿を見たとき、私は少しうれしかった。 ポーズではなく本気で悔しがっていたのだ。
■それにしても、前半まだ5分しか過ぎてない段階で時計を見て「あと85分もあるのか」と思った代表の試合はこれが初めてだと思う。
■結果としては、たとえこの試合で勝ち点1をとれてたとしても、デンマークがカメルーンに勝ったので、 第3戦のデンマーク戦で引き分け以上ならトーナメント進出、負けたらアウト、という状況は変わらなかった。 川島のあのセービングが、0-1という結果がものを言うことになった。勝たなければだめ、というのと、引き分けでもよし、 というのではぜんぜんちがってくるだろう。
■日本人選手の体も、以前と比べるとずいぶん強くなったものだなと思った。長谷部、長友、松井などは、ぶつかり合っても当たり負けしてなかった。 だから、選手選考でずっと疑問だったのは、グループリーグの三試合の対戦相手を考えたとき、内田を使う場面がないんだよな、ということで、 内田選手に対してはなんのうらみもないし、速くていい選手だと思ってるが、彼をメンバーに入れた理由がわからないのだ。 自分が日本の対戦相手の監督だったら、ウチダのところを狙え、ロングボールをウチダのところにどんどん入れていけ、という指示を出すだろう。 というのも、内田と競り合えば100%勝てるからだ。そこに中澤やトゥーリオ、あるいは長谷部あたりがカバーに入れば真ん中が空くし。
■まあそれはそれとして、オランダ戦でがっかりしたのは中村俊輔だ。個人攻撃をするのは好きではないが、本当に目を覆いたくなるようなプレーだった。 ファウルをあまりとってくれないレフェリーだったのだから、ちょっとぶつかられただけでころころ転がる俊輔を出すのはまずかったし、 なによりも途中交代で入ったにもかかわらず、ちんたらちんたらしていた。どうして岡田監督は俊輔を出したのだろうか。 表向きの理由はフリーキックに期待したということなのだろうが、フリーキックでの得点の可能性と彼を出場させることのリスクを比べた場合、 メリットのほうが大きいと考えたのだろうか。これは監督の大きな判断ミスだった。結局直接狙えるような位置でのフリーキックの場面は最後までなかった。 これは結果論だが。
■左足でフリーキックなら本田だっていたわけだし。彼はブレ球の強いキック以外にもコースを狙ったキックも蹴ることができるぞ。 遠藤もいたし、なんだったら、阿部が蹴ったっていいのに。阿部のフリーキックはすごいぞ。個人的には、阿部のフリーキックは日本人ナンバーワンだと思っている。
■しかし一体なんだったんだろうか。日本のゴールデンタイムに行われる唯一の試合に俊輔を出せという圧力とか大人の事情でもあったのかねえと思わず勘ぐってしまう。 あのポジションの交代選手として石川がいれば。香川がいれば。あるいは同じ一枠を使うなら前田をいれておけば、と本当に悔やまれる。
■幸い、第3戦、アドバンテージを持っているのは日本だ。カメルーン、オランダ相手に1勝1敗の勝ち点3、得失点差は0というのはかなり上出来だ。 どんな結果になろうとも、全て出し切って、できることはやり切ってほしい。
No.1517 2010-6-19
■まもなくオランダ戦が始まる。なんだか日本代表に対する世間の風潮が、カメルーン戦後、ずいぶん変わった気がする。 毎度のことながら、マスコミの手のひら返しの見事さといったらすごい。
■前回のドイツ大会、日本は勝ち点1だったので、今大会ではそれを上回る成績、勝ち点2以上とれれば、まあ、成功と言えるのではないかと考えていた。 そしたら望外の勝利という結果を得られた。これで既に勝ち点3。立派である。なのでもうこれで十分だ。これ以上、私は期待しない。 日本の試合はなるべくゆったり見ようと思っているのだった。
■初戦の勝利によって、第三戦まで、トーナメント進出の可能性が残ったまま迎えられることになるという、 予想外の展開になった。選手全員が日本のプロリーグの出身で、しかも日本人監督による自国開催以外での一勝というのは、 日本サッカーの力量からすれば、とてつもない偉業だと言っていいのではないか。正直なところ、岡田監督のことはあんまり信じてなかったが、 土壇場での戦術変更、そして中村俊輔、内田、岡崎を外した決断は英断だった。
■昼間、新習志野のビバホームへ行っていた。暑くなりはじめの時季なので、体がうまく対応できていない感じがする。 なんだかすごく汗をかいた。津田沼の駅前のもんじゃダイニングTAMAには日の丸が飾ってあった。
No.1516 2010-6-12
■ワールドカップが開幕した。開幕戦の南アフリカ対メキシコの試合を見た。ふだんなら眠ってる時間だったんで、 途中ねむくて、うとうとして目が覚めたら点が入ってた。そして、またうとうとしてふっと気づくともう一点入ってた。 結果1−1で終了したが、どちらの得点も見逃し、ぼうぜんとした。
■日本代表のジョージでのキャンプの様子をJ's Goalのサイト内の写真で見た。みなにこやかでとてもいい雰囲気だ。 その輪の中にはちゃんと中村俊輔もいるし本田もいるし、帯同してるサポートメンバーの若い選手もいる。 ニュースサイトでは、代表メンバーが宿舎内で卓球の勝ち抜き戦をやってて、汗だくになって、トゥーリオがいちばんうまくて、 本田が負けると本気で悔しがるからおかしい、なんていう話も読んだりした。4年前とちがって、メンバー同士、とてもうまくいってるように思う。 その点は、過去の反省を活かすことができてるようで、そのあたりが試合に活きればいいなとちょっと期待している。 写真など見てると、松井大輔は案外明るくて楽しいやつなんだな、とか、選手たちの意外な面が見えてきておもしろい。
■話はかわって、写真ブログの「津田沼カメラ」のほうではここのところ、もくもくと写真を貼り続けているが、 最近、ちょこちょこと「拍手」というところをクリックしてくれた方がいるようで、 どこのどなたかはわからないが、なんだかありがたいなと思っているのだった。
No.1515 2010-6-07
■6月に入っていた。日差しに夏の気配を感じ、空気に梅雨の到来が近いことを感じる。 そんな時季に、二、三ヶ月にいっぺんくらいやってくる「SimCity3000やりたい週間」に入っていたんである。 しかも今回のその週間は長くて、まだ続いているのだった。もう10年以上前のゲームである。
■ところで最近、Googleのウェブブラウザ「Chrome」を導入したのだった。起動からなにから、相当な速さで快適だ。 それでもまだOperaも使ってるが。
■渋谷のHMVがなくなるというニュースのかげでひっそり、津田沼のパルコにあるCD店の銀座山野楽器が今月13日に閉店するそうだ。 音楽業界も大変である。次は出版業界だろうか。
■「CDが売れない」といわれて久しいが、実際のところどうなんだろうか、数字はどう変化してるのか、気になったので調べた。 配信サービスの普及との関連とは切っても切れない話だろうが、ここではそれはとりあえず置いといて、 オリコンの毎年の売り上げ10位までを下に書いた。数字が本当に正しいとここでは一応信じることにする。かっこ内の数字は売り上げ枚数で、単位は万枚である。 テキストデータで年ごとのチャートがまとまってるサイトが見つけられなくて、いくつかの場所から寄せ集めてきたので、 表記方法が統一されてなかったり、いろいろ見づらいかもしれないがそのへんは容赦してもらいたい。

1990年
1 おどるポンポコリン/B.B.クイーンズ (130.8)
2 浪漫飛行/米米CLUB (102.5)
3 今すぐKiss Me/LINDBERG (61.0)
4 さよなら人類/たま (57.7)
5 OH YEAH!/プリンセス・プリンセス (56.8)
6 Dear Friend/中森明菜 (54.8)
7 情熱の薔薇/THE BLUE HEARTS (51.1)
8 くちびるから媚薬/工藤静香 (48.9)
9 真夏の果実/サザンオールスターズ (47.4)
10 If We Hold On Together/ダイアナ・ロス (46.2)

1991年
1 Oh! Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に/小田和正 (254.2)
2 SAY YES/CHAGE&ASKA (250.4)
3 愛は勝つ/KAN (186.3)
4 どんなときも。/槇原敬之 (116.4)
5 はじまりはいつも雨/ASKA (107.1)
6 あなたに会えてよかった/小泉今日子 (100.7)
7 LADY NAVIGATION/B'z (100.5)
8 しゃぼん玉/長渕 剛 (75.9)
9 Eyes to me/DREAMS COME TRUE (68.6)
10 ALONE/B'z (68.6)

1992年
1 君がいるだけで/愛してる/米米CLUB (276.2)
2 悲しみは雪のように/浜田省吾 (170.3)
3 BLOWIN'/TIME/B'z (168.0)
4 それが大事/大事MANブラザーズバンド (155.8)
5 涙のキッス/サザンオールスターズ (152.3)
6 ガラガラヘビがやってくる/とんねるず (140.9)
7 もう恋なんてしない/槇原敬之 (138.7)
8 if/CHAGE&ASKA (108.3)
9 PIECE OF MY WISH/今井美樹 (108.2)
10 浅い眠り/中島みゆき (102.0)

1993年
1 YAH YAH YAH/夢の番人/CHAGE&ASKA (240.8)
2 愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない/B'z (193.2)
3 ロード/THE虎舞竜 (188.7)
4 エロティカ・セブン/サザンオールスターズ (171.7)
5 裸足の女神/B'z (165.3)
6 負けないで/ZARD (164.5)
7 時の扉/WANDS (144.3)
8 真夏の夜の夢/松任谷由実 (142.1)
9 揺れる想い/ZARD (139.6)
10 世界中の誰よりきっと/中山美穂&WANDS (132.6)

1994年
1 innocent world/Mr.Children (181.3)
2 ロマンスの神様/広瀬香美 (174.9)
3 恋しさと せつなさと 心強さと/篠原涼子 with t.komuro (162.3)
4 Don't Leave Me/B'z (144.4)
5 空と君のあいだに/ファイト!/中島みゆき (141.6)
6 Hello, my friend/松任谷由実 (135.7)
7 survival dAnce 〜no no cry more〜/trf (135.4)
8 あなただけ見つめてる/大黒摩季 (123.6)
9 Boy Meets Girl/trf (122.2)
10 世界が終わるまでは…/WANDS (122.1)

1995年
1 LOVE LOVE LOVE/嵐が来る/DREAMS COME TRUE (235.2)
2 WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント/H Jungle With t (210.3)
3 HELLO/福山雅治 (187.1)
4 Tomorrow never knows/Mr.Children (183.6)
5 シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜/Mr.Children (179.6)
6 Hello, Again 〜昔からある場所〜/MY LITTLE LOVER (173.6)
7 奇跡の地球/桑田佳祐&Mr.Children (171.7)
8 TOMORROW/岡本真夜 (166.5)
9 ロビンソン/スピッツ (159.4)
10 LOVE PHANTOM/B'z (158.8)

1996年
1 名もなき詩/Mr.Children (230.2)
2 DEPARTURES/globe (227.1)
3 LA・LA・LA LOVE SONG/久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL (183.9)
4 チェリー/スピッツ (161.3)
5 花 -Memento-Mori-/Mr.Children (153.8)
6 空も飛べるはず/スピッツ (143.2)
7 愛の言霊〜Spiritual Message/サザンオールスターズ (138.1)
8 I'm proud/華原朋美 (137.2)
9 Don't wanna cry/安室奈美恵 (137.2)
10 Chase the Chance/安室奈美恵 (136.2)

1997年
1 CAN YOU CELEBRATE?/安室奈美恵 (222.3)
2 硝子の少年/KinKi Kids (168.6)
3 ひだまりの詩/Le Couple (146.1)
4 FACE/globe (132.3)
5 STEADY/SPEED (127.9)
6 PRIDE/今井美樹 (126.0)
7 YOU ARE THE ONE/TK PRESENTSこねっと (122.5)
8 Everything (It's you)/Mr.Children (121.7)
9 HOWEVER/GLAY (118.3)
10 WHITE LOVE/SPEED (116.5)

1998年
1 誘惑/GLAY (161.2)
2 夜空ノムコウ/SMAP (157.1)
3 my graduation/SPEED (147.5)
4 タイミング/BLACK BISCUITS (145.1)
5 SOUL LOVE/GLAY (137.2)
6 長い間/Kiroro (118.2)
7 HONEY/L'Arc〜en〜Ciel (117.3)
8 愛されるより 愛したい/KinKi Kids (113.5)
9 Time goes by/Every Little Thing (113.2)
10 全部だきしめて/青の時代/KinKi Kids (112.7)

1999年
1 だんご3兄弟/速水けんたろう、茂森あゆみ、ひまわりキッズ、だんご合唱団 (291.8)
2 Automatic/time will tell/宇多田ヒカル (206.3)
3 Winter, again/GLAY (163.8)
4 A (monochrome,too late,Trauma,End roll)/浜崎あゆみ (162.2)
5 energy flow(『ウラBTTB』)/坂本龍一 (151.9)
6 Addicted To You/宇多田ヒカル (129.0)
7 Movin'on without you/宇多田ヒカル (122.7)
8 LOVEマシーン/モーニング娘。(120.7)
9 BE WITH YOU/GLAY (117.3)
10 HEAVEN'S DRIVE/L'Arc〜en〜Ciel (112.4)

2000年
1 TSUNAMI/サザンオールスターズ (288.7)
2 桜坂/福山雅治 (228.0)
3 Wait&See〜リスク〜/宇多田ヒカル (166.2)
4 Love,Day After Tomorrow/倉木麻衣 (138.5)
5 SEASONS/浜崎あゆみ (136.3)
6 らいおんハート/ SMAP (128.5)
7 恋のダンスサイト/モーニング娘。(123.0)
8 今夜月の見える丘に/B'z (112.9)
9 ちょこっとLOVE/プッチモニ (112.4)
10 NEO UNIVERSE/finale L'Arc〜en〜Ciel (110.4)

2001年
1 Can You Keep A Secret?/宇多田ヒカル (148.5)
2 M/浜崎あゆみ (131.9)
3 PIECES OF A DREAM/CHEMISTRY (113.2)
4 波乗りジョニー/桑田佳祐 (110.4)
5 恋愛レボリューション21/モーニング娘。(98.6)
6 白い恋人達/桑田佳祐 (95.8)
7 evolution/浜崎あゆみ (95.5)
8 ボクの背中には羽根がある/KinKi Kids (92.0)
9 Lifetime Respect/三木道三 (89.7)
10 アゲハ蝶/ポルノグラフィティ (89.0)

2002年
1 independent/浜崎あゆみ (100.0)
2 traveling/宇多田ヒカル (85.6)
3 ワダツミの木/元ちとせ (83.9)
4 Life goes on/Dragon Ash (80.4)
5 Way of Difference/GLAY (73.0)
6 SAKURAドロップス/Letters/宇多田ヒカル (68.7)
7 大きな古時計/平井 堅 (66.7)
8 愛のうた/ストロベリー・フラワー (63.2)
9 Voyage/浜崎あゆみ (62.9)
10 光/宇多田ヒカル (59.8)

2003年
1 世界に一つだけの花/SMAP (210.9)
2 虹/福山雅治 (89.3)
3 COLORS/宇多田ヒカル (88.1)
4 さくら(独唱)/森山直太朗 (79.0)
5 月のしずく/RUI (77.8)
6 明日への扉/I WiSH (75.2)
7 涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜/サザンオールスターズ (73.8)
8 ourselves/浜崎あゆみ (59.1)
9 HERO/Mr.Children (54.5)
10 大切なもの/ロードオブメジャー (51.9)

2004年
1 瞳をとじて/平井 堅 (83.4)
2 Sign/Mr.Children (74.9)
3 Jupiter/平原綾香 (67.6)
4 花/ORANGE RANGE (66.1)
5 掌/くるみ/Mr.Children (65.2)
6 かたちあるもの/柴咲コウ (59.2)
7 ロコローション/ORANGE RANGE (48.7)
8 君こそスターだ/夢に消えたジュリア/サザンオールスターズ (45.2)
9 桜/河口恭吾 (43.1)
10 Mickey/Gorie with Jasmine&Joann (42.8)

2005年
1 青春アミーゴ/修二と彰 (94.5)
2 さくら/ケツメイシ (94.3)
3 四次元 Four Dimensions/Mr.Children (92.4)
4 *〜アスタリスク〜/ORANGE RANGE (62.8)
5 SCREAM/GLAY×EXILE (53.8)
6 Anniversary/KinKi Kids (52.6)
7 OCEAN/B'z (50.6)
8 ラヴ・パレード/ORANGE RANGE (44.7)
9 ファンタスティポ/トラジ・ハイジ (42.7)
10 GLAMOROUS SKY/NANA starring MIKA NAKASHIMA (42.4)

2006年
1 Real Face/KAT-TUN (103.9)
2 粉雪/レミオロメン (75.8)
3 青春アミーゴ/修二と彰 (67.6)
4 抱いてセニョリータ/山下智久 (59.9)
5 SIGNAL/KAT-TUN (56.7)
6 ただ・・・逢いたくて/EXILE (56.2)
7 しるし/Mr.Children (55.4)
8 純恋歌/湘南乃風 (52.3)
9 supernova/カルマ/BUMP OF CHICKEN (48.8)
10 タイヨウのうた/Kaoru Amane (48.0)

2007年
1 千の風になって/秋川雅史 (111.5)
2 Flavor Of Life/宇多田ヒカル (64.4)
3 蕾(つぼみ)/コブクロ (44.2)
4 Love so sweet/嵐 (43.0)
5 Keep the faith/KAT-TUN (40.4)
6 喜びの歌/KAT-TUN (37.2)
7 明日晴れるかな/桑田佳祐 (35.9)
8 旅立ちの唄/Mr.Children (35.5)
9 関風ファイティング/関ジャニ∞ (34.1)
10 weeeek/NEWS (33.4)

2008年
1 truth/風の向こうへ/嵐 (61.8)
2 One Love/嵐 (52.4)
3 I AM YOUR SINGER/サザンオールスターズ (52.0)
4 キセキ/GReeeeN (49.3)
5 羞恥心/羞恥心 (47.2)
6 HANABI/Mr.Children (46.9)
7 そばにいるね/青山テルマ feat.SoulJa (45.6)
8 DON'T U EVER STOP/KAT-TUN (44.7)
9 LIPS/KAT-TUN (42.2)
10 Beautiful days/嵐 (42.2)

2009年
1 Believe/曇りのち、快晴/嵐/矢野健太 starring Satoshi Ohno (65.7)
2 明日の記憶/嵐 (62.1)
3 マイガール/嵐 (51.3)
4 愛のままで…/秋元順子 (48.9)
5 Everything/嵐 (42.3)
6 イチブトゼンブ/B'z (37.8)
7 RESCUE/KAT-TUN (37.7)
8 ひまわり/遊助 (36.0)
9 ONE DROP/KAT-TUN (33.1)
10 急☆上☆Show!!/関ジャニ∞ (29.9)

■どうだろうか。20年分の売り上げランキングの変遷を眺めてみて印象に残ったことをいくつか挙げてみようと思う。
■まず、サザン・桑田佳祐、B'z、Mr.Childrenの安定感はすごい。なんだろうこれは。意外に売り上げ枚数多いんだな、 と思ったのが今井美樹と福山雅治で、小泉今日子さえもミリオンセールスのシングルがあったのか、という驚きもあった。 小室時代の終焉とGLAYの台頭がクロスフェードしてるように見える。99年の坂本龍一のインスト曲が持てはやされて、 そのあたりから「癒し」ということばが出回って市民権を得たような記憶がある。
■まったくわからない、サビすら思い出せない曲がちらほら混じってくるのが2002年あたりで、 これは個人的な、生活環境の変化なども関係してるのだと思う。「青春アミーゴ」にいたっては、二年連続でチャートインしてるにも関わらず、まったくわからない。 なんだこのタイトルは。それはそれとして、単純に売り上げ枚数の変化を見たとき、2002年が一つの節目になってるように見えた。 年間1位のシングルがぎりぎり100万枚だった年である。その後にも、お墓の前の歌やスマップなど、ときどきビッグヒットが散発的に存在しているが、 全体的に見るとこの2002年はやはりなにかあったのではないかと思わせる変化の年だ。そう思って調べてみたら、どうやらこの年、 あの悪名高い「コピーコントロールCD」が登場している。この影響は多少あったのかもしれぬ。 レコード会社が「車でも聴きたいならもう一枚買ってください」という見解だったころがあった。売る側の都合で買う側に不便を強いる商品だった。 いまはもう見かけなくなった。
■それにしても、90年代の売り上げ枚数はとんでもないことになっていたのだと、数字を見て改めて思った。 売り上げ100万枚ならおおよそ100人に1人、200万枚なら50人に1人が持ってたことになるんだから、これは異常だ。 でもこれだけ書き連ねたシングルのうち、自分が持ってたのは90年の「情熱の薔薇」だけだった。 お笑い芸人の歌やとんねるずのCDを買うという行為は個人的に理解できないが、ノリでCDを買うという金銭的、精神的な余裕がかつて世間にはあったのだなあと思う。 そして、同世代の人間全員が知ってる曲がある、っていうのは自分らあたりの年代で最後かもしれぬ。 2008年、2009年の曲で、知ってるのがひとつもなかった。嵐の人気がすごいんだなということはわかった。秋元順子と遊助というのはちょっとわからない。
■かつて、新しい音楽はテレビ、ラジオから知るものだった。そこしか知る場が無かったと言ってもいいかもしれない。 テレビ、ラジオの低迷がそのまま音楽業界の低迷に繋がってるのではないか。
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