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No.1916 2014-12-31
虹見の滝
虹見の滝。

龍王峡
龍王峡。

東武特急
東武特急。

■起きて朝から温泉に入る。露天風呂からは空も見えて、好天の青い空が見えて気分がいい。朝食を食べて宿を後にし、 鬼怒川温泉駅から少し電車に乗って北へ。次の新藤原から先は野岩鉄道となる。鬼怒川温泉駅を出て少し走ると山裾を徐々に登ってゆく。 高いところから見下ろす景色は、廃業した大きなホテルの廃墟が連続して見える。なかなか悲惨な状況だ。前日からうすうす感じていたが、 鬼怒川は実は「寂れた温泉街」と言っていいような状況を呈している。おそらく華やかに賑わった時代があったのだろう。多くの大きな建物がそれを物語っている。 詳しく調べたわけではないから本当のところはどうかわからないが、おそらく東京から気軽に行ける温泉地という恵まれた立地にあぐらをかいていたのではないか。 景観を大事にせずに林立させたホテル群があだになったように思える。せっかくの景色を乱した上に、客室の供給過剰となったのだろう。 それでも、全国の多くの地方と比べてもまだ温泉があるだけましなのかもしれぬ。
■窓外の景色を見てそんなことを考えていたらすぐに龍王峡駅に到着。10分少々の乗車時間だった。さらに空気は冷たく、山のきりっと冷えた空気が心地よい。 トンネルに挟まれたホームから階段を上がると小さな駅舎があり、意外にもちゃんと窓口がある有人の駅だ。改札のわきのポリバケツで一匹の猫が水を飲んでいた。 駅前には大きな駐車場のある土産物屋があったが、他には特になにもない。川まで歩いていくと、思いのほかスケールの大きい峡谷が現れる。 龍王峡は鬼怒川の上流部に位置し、火山岩が約3kmに亘って浸食されてできた峡谷で、険しい岩盤が露出し、さながら竜が暴れ回ったような形跡を残すことから龍王峡と名付けられた、とのことである。 なかなかの景観で、わざわざ見に行くだけの価値はあると思う。虹見の滝と呼ばれる滝が白いしぶきをあげて鬼怒川に流れ込んでいくのが間近で見られる。 滝のそばには龍王神社という小さな神社がある。階段が整備されていて、川べりまでおりられるようになっている。水面のそばまでいき、岩盤の上から水にさわってみたが、 気温に比してそれほど冷たくはなかった。水は緑色だが透き通っている不思議な色だった。階段を上って、土産物屋でソフトクリームを食べた。 寒かったが登ったり下りたりしてけっこう体は熱くなってたからおいしかった。
■駅に戻るとさっき見た猫がまだいた。近寄ってみたら物陰に隠れてしまった。ホームには中国人らしき二人組がいた。電車でわざわざここまで来る中国人がいるんだなと少し驚いた。 鬼怒川温泉駅で下りて町を少しぶらぶら歩く。テレビの番組で紹介されたという中華料理屋の前には人が多く並んでいた。餃子が名物らしい。 そういえばここは栃木だった。栃木、宇都宮といえば餃子をよく食べるという。セブンイレブンはお客さんがたくさんいた。コンビニエンスストアがあまり無いので、 客が集中するのだろう。土産物屋もいくつか見てみた。イチゴ味やレモン牛乳味の菓子類、湯葉や煎餅、いろいろ売っていた。 帰りは座席指定の特急。前の座席に座ってた者が年賀状を書いているのがガラスに映って見えた。そういえば大晦日だなと思い出す。年賀状を書くにしては遅いような気もするが。 特急だと北千住までは2時間弱。半蔵門線で錦糸町。

亀戸の猫
亀戸の猫。

近所の神社
近所の神社。

■まだ明るかったので錦糸町の駅を出て歩く。猿江恩賜公園から新大橋通りを経て裏道を抜け五之橋、亀戸駅まで。 昔ながらの細い路地の町には年末の独特の雰囲気がいくらか感じられた。商店の台の上に猫がいた。総武線の各駅停車に乗って津田沼、帰宅。 夜遅く、日付が変わる直前くらいに近所の小さな神社へ行った。近所の人たちが境内に並んでいた。午前0時を過ぎ拝殿の戸が開いて神主さんが新年の挨拶をした。 初詣を済ませて家に戻り、寝た。また一年が終わった。
No.1915 2014-12-30
階段の鬼の絵
階段の鬼の絵。

鬼怒川温泉
鬼怒川温泉。

鬼怒川温泉ホテル
鬼怒川温泉ホテル。(泊まったのはここではないです)

■錦糸町から半蔵門線で北千住まで行く。東武線の区間快速に乗車。特急ではないので運賃以外の料金がかからないし、長距離運行の列車なのでけっこう混んでた。 関東から鉄道で北上するというと新幹線か在来線の東北本線が真っ先に頭に浮かぶが、東武線−野岩鉄道−会津鉄道というルートもあって、 これらは全てつながっていて列車も直接乗り入れる運行がある。JRを使わなくても、こういう経路で東北まで行けるんだなと気づかされた。 座席はボックスシートだった。立っている客も多い。中国人のグループなどもいた。大きな荷物が網棚にたくさん載っている。旅行や帰省の者も多いのだろう。
■以前、日光へ行った帰りに東武特急を利用したので、この路線沿線の景色を見ているはずなんだけど、あまり記憶にない。都内に入ったときに見た スカイツリーがでかかったことくらいしか覚えていなかった。今回改めて景色を眺めていたが、のどかな田園風景が続くばかりであまり印象に残るような景色はなかった。 それでも景色を眺めながら考えごとをするのは楽しい。鉄道旅行は座って景色を見ていられれば何時間でも乗っていられる。下今市駅で日光方面行きの車両が切り離される。 北千住からおよそ2時間20分で鬼怒川温泉駅に到着し、下車。案外近いものだと思った。
■鬼怒川温泉は栃木県の北部にある。山あいの川に沿った町で、山の空気を感じる。駅前は広場になっていて、中央には鬼の像が建っている。そこで記念撮影をしている者が多い。 広場の一角には足湯などもあり、それなりに観光客がいる。家族連れや若者のグループもいる。年末の休みをのんびり温泉地で過ごすのだろう。 駅の周囲には土産物店や郵便局や商店、飲食店、観光案内の施設などがある。少しぶらぶら歩いてみると、ゴミ置き場があった。 そこにゴミを出す人の名前が記載された板が設置されている。こういうのは初めて見た。駅前の通りを北へ向かって歩く。大きな温泉宿が建ち並んでいるが、 中には廃業した建物もちらほらとある。ホテルとホテルの間にある大きな階段を下りてゆくと橋がある。鬼怒川に架かる橋だ。振り返って階段を見ると、 段の蹴上げの面(側面)に鬼の絵が描かれており、離れてみると大きな一つの絵になっている。橋から川を見下ろすと、ごつごつとした岩肌の間を透明な水が滔滔と流れてゆく様が見え、 遠くには高い山並みも見えて良い景色だ。ちょっと気になるのは、川べりにやたらとホテルの建物が多いということで、景色のいいロケーションなので仕方ないのだろうけど、 かなり過密だし、廃業したホテルは壁が煤けている。
■川の東岸から西岸へと渡り、しばらくいろいろと歩いてみた。日陰には雪が残っていた。 古い神社やロープウェイ、彫像のある公園、つり橋などを見て歩くうちに寒くなってきた。山に囲まれているので日が沈むのが早い。 少しばかり買い物をしてからホテルへ。予約していた旨を伝え、部屋に案内してもらう。近年、旅行といえばビジネスホテルばかり泊まっていたので、丁寧な接客を受けて新鮮だった。 エレベータがガラス張りで、川のようすがよく見える。部屋の大きな窓からも川が見下ろせた。さっそく浴場へ行ってみた。客は思いのほかおらず、 ゆっくり湯に入れた。露天風呂は顔が冷たいままなのでずっと入っていられる。食事もおいしく、量もあってよかった。寝る前にも湯につかった。 栃木に来るとレモン牛乳というやつを買って飲む。おいしい。
No.1914 2014-12-23
■祝日だった。天皇誕生日。天皇陛下はあの御年で相当働いてらっしゃるから大変だと思う。 あのくらいの年齢になると乗り物に乗って移動するだけでも相当きついんじゃないか。頭が下がる思いだ。
■天気がよかったので錦糸町、両国、浅草橋のあたりをぶらぶら歩いた。空気が冷たい。
No.1913 2014-12-20
■久しぶりに前原から薬円台のあたりを歩く。成田街道は相変わらず交通量が多く、車が混んでる。 北海道で生まれ育ったので、国道といったら最低でも片側二車線あるような大きな道路しか知らなかった。内地の国道は狭い。 あと、北海道では行き止まりの道路というのをほとんど見たことが無かった。本州でせまい道を路線バスが走ってるのを見たときも衝撃的だった。 道ゆく車の数がなかなか減らない。もっと減ればいいのにと思う。
No.1912 2014-12-14
■衆議院議員選挙と最高裁の国民投票に行ってきた。近くの小学校の体育館が投票所だ。 小学校のグラウンドでは小学生の野球チームが練習をしていた。子供はすごく減ってると聞く。 うちには子供がいないのであまりそういう実感はない。観光地へ行ったり電車に乗ったりイオンに行ったりすると 大きな声や派手な動きの子供が大勢いる。自分らが子供の頃は公共の場でうるさくすると親に叱られて時には 殴られたものだが、今の親は自分の子供を叱らない。むしろそんな子供を無視して知り合いの親どうしでしゃべってるか、 スマートフォンをいじっているか、あるいは目を細めてほほえんで見ている。自分の子供はかわいいんだろうけど、 他の人間はあんたの子供をかわいいと思ってるとは限らないんだぞ、などと言う者もいると聞く。
■それはそれとして、子供は国の未来なので、大切にしたいものですね。で、できれば政治は子育てをしている家庭に手厚くいろいろ やってあげてほしいなと思う。老人を大事にするより、若い人を大事にしてほしい。でも選挙になると若い人は投票に行かないし、 若い人が全員投票したところで老人のほうが多いから、どうしても老人を大事にする。票になるから。むなしい。 あと、最高裁判所裁判官の信任不信任の投票は機能してないように感じる。対象となる裁判官については一応、 どんな判決を出した人間なのかくらいはちらっと見てるけど、今回は取り立てて×をつけるべきと思う者はほとんどいなかった。
No.1911 2014-12-13
日比谷公園
日比谷公園の猫。

日比谷野外音楽堂
日比谷野外音楽堂 ingressのイベント。

■電車に乗って朝から日比谷に行った。ingressのイベントがあるというので、集合場所の日比谷野外音楽堂へ。 日比谷公園に着くと人がめっちゃ並んでた。野音に来るのは何年ぶりだろうか。ナンバーガールのライブを見に来たことがあったが、 あれ以来だろうか。で、列の最後尾に並ぶ。横4列か5列くらいに人が並んで、後ろにどんどん人が増えていく。 スマートフォンでingressを起動させると既に公園内でみんな武器ばんばん使ってポータルの殴り合いをしてる。 後ろから外人がグッモーニン!とか言いながら陽気に歩いてきて列の様子をにこにことしながら撮影してた。 あのひとネットで見たことあるなと思ったら、ingressを作ってるえらい人だった。ジョン・ハンケとかいう人で、Google Earthなんかを作った、 現Google副社長である。気さくにそこらの人と話をしたり一緒に写真を撮ったりしてた。
■野外音楽堂への入場が予定より少し早まって、続々と中へ人が入ってゆく。左が青軍、右が緑軍と分かれる。自分は緑のほう(エンライテンド)で、 話に聞いてたとおり青軍(レジスタンス)の人数が圧倒的に多い。こりゃぼろ負けだなと思った。しかも青のほうはみんなやる気まんまんでさっさとちゃんと席について待機してる。 緑のほうはそこらでぶらぶら談笑したりうろうろしたり、よく言えばリラックスしてる。入場するときにちょっとした記念品をもらった。 今回のイベント「DARSANA Tokyo」はいままでのingressのイベントの中でも最大規模で、事前に参加登録した人数だけでも3000人とか5000人とか言われていて、 東北や関西、台湾のチームも参加してる。それぞれオリジナルの旗などを作ってきており、気合が入ってる。ingressを制作しているGoogleのNiantic Labsの川島氏がステージわきにいて、 参加者との記念撮影に応じたり、雑談したりしている。ジョン・ハンケ氏も川島氏も、とてもフレンドリーで気さくな人柄と見受けられた。
■セレモニーがあり、ハンケ氏や川島氏の挨拶。作戦のためセレモニー途中で早々と会場をあとにするグループもあった。 で、いろいろあって緑が勝った。そのいろいろはここに詳しく書いてある。 新橋駅前でスキャナ画面が緑に染まったとき、参加者からはどよめきが起きて、緑軍は大いに士気が上がった。 東京を囲ったのかと思ったら襟裳、グアム、中国の青島を結ぶばかでかい三角形ができて、北海道以外の日本列島と朝鮮半島を囲んでいてびびった。 東京での戦いの命運が襟裳岬での攻防に委ねられた。それ以前から既に瀬戸内海、九州、津軽海峡、紀伊半島、八丈島、沖縄、台湾などなど、 あらゆる場所で水面下の攻防が行われていたのを後から知った。普段は駅前のポータルをちまちま取ったり取られたりしてるだけのゲームだが、 そういえばこれは世界が舞台なのだったと思い知らされた瞬間だった。アフターパーティなどもあったようだが行かずに帰宅。
■ingressについて知らないかたには何のことやらわからないと思うが、わからなくても特に問題はないです。
No.1910 2014-12-06
■自転車で新習志野のビバホームまで行って、ちょっと特殊な細いドライバーを買ってきた。 普通の細いドライバーなら100円ショップでも売ってるけど、かなり小さな、星型の穴のネジを回せるやつが必要になったのだった。 古いスマートフォンを使ってて、バッテリーが弱ってきたのでネットの通販で電池パックを買って自分で交換した。 分解すると保障外、とかそんなのはあんまり気にしなくてもいいのは、本体もネットで買った白ロムだからで、 そもそも携帯キャリアの店舗なんてここ数年行ったことがない。MVNOもネットで申し込んで自宅にSIMが送られてくるし、 キャリア契約の携帯はvodafone時代の3G回線のいわゆるガラケーを未だに使ってるからショップには何の用事もないのだった。
■電池交換は無事に済んだ。電池持ちがよくなったかどうかはいまひとつ実感が薄いが、自力でやったことに意味があるんだと思うことにした。 なんでもやってみればできるものである。
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