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No.1189 2007-5-29
■ふとしたきっかけで、OK Goという、たぶんバンドだと思うのだけど、その彼らの「Here It Goes Again」という 曲のビデオクリップを見て、おもしろかった。もうとっくに話題になっていたのだと思うが、いまさら知って、YouTubeで見たのだ。 ルームランナーを使ってああいうことができるのか、と妙に感心したし、バックに映っている壁の銀のシートがチープな感じで、それも 妙な味になっているような気がする。ビデオクリップはコチラで見ることができる。→http://www.youtube.com/watch?v=pv5zWaTEVkI
■帰り、津田沼駅の北口から線路沿いにちょっと歩いたところ、「ガレージセール」という古着屋や「ファンキー・ブッダ」という服屋、あと、 「愛とうた茶屋」という居酒屋がこのあいだまであったあたり、なぞのレコード店がある通りに、「無限大」というラーメン屋が新しくできてるのを 発見した。ラーメン屋なのに「無限大」というのもなんだか大げさな気もするが、よく考えたら「ファンキー・ブッダ」という服屋も、ちょっとどうなんだと 思わせる名前になっている。「愛とうた茶屋」もなかなかの名前だ。なにがなかなかかはよくわからないが。
■ここのところ、家では、ビル・エヴァンス・トリオの「Waltz for Debby」ばかり聴いている。これほど美しい音楽を私は 他に知らない。
No.1188 2007-5-28
■現職大臣の自殺というニュースに少なからずショックを受けた。本当に自殺なのかどうかはわからないが、とにかく、 世の中いろいろなことが起こっていておそろしい。この先日本はどうなってしまうのだろう。物騒な事件がたくさん 起こって少し不安になった。長崎市長射殺とか、ペッパーランチとか、首切りとか、立てこもりとか、大臣自殺とか、 センセーショナルなことが立て続けにあった。いくつかの事象が、後ろのほうでつながっているような感じもする。
■そして参議院議員選挙も近い。
■以前は、規律とか思いやりとかモラルとか、もっとあったような気がするのだが、どうだろうか。なにか世の中全体、 余裕がないようにも見えるし、蔓延する拝金主義も嫌だ。外国人が増えて治安も悪くなった。この先、今の 子供達には、大量に入ってくるであろう移民達の労働力との価格競争が待っているのかと思うと、いたたまれない気持ちになる。
■携帯にカメラやテレビや財布機能なんていらないし、パソコンプリンタもあんなに鮮明である必要ないし、 今日出した全ての荷物が明日大阪についてる必要ないんじゃないか。今、社会を動かしている競争って、意味あるのかな。
■こういう文章を見つけた。
メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。 メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、 「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」と尋ねた。 すると漁師は 「そんなに長い時間じゃないよ」 と答えた。旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」 と言うと、漁師は、 自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、漁師は、「日が高くなるまでゆっくり寝て、 それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。夜になったら友達と一杯やって、 ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、 きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。それであまった魚は売る。 お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を2隻、3隻と 増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。 自前の水産品加工工場を 建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキシコシティに引っ越し、 ロサンゼルス、 ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」 「それからどうなるの」「それから?そのときは本当にすごいことになるよ」と旅行者はにんまりと笑い、 「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」「それで?」「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、 日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたっ て過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」

No.1187 2007-5-26
フクダ電子アリーナ
■Jリーグ一部第13節、千葉対ガンバ大阪。フクダ電子アリーナ。
■試合は1−2での敗戦。ここのところ、まったく勝てない試合が続き、正直なところ、週末スタジアムへ足を運ぶことが あまり楽しみではなくなって、気が重くなる。それでも、今日こそ勝てるかも、と思って、電車に乗って蘇我まで行くわけだが、 なかなか思うようにはいかないものである。
■それでも、今年鳥栖から移籍してきた新居選手の初ゴールがあり、それだけがよかった。
■もう、夜の試合でも寒さを感じない季節になった。
■ところで、薄型のテレビが売れているらしい。プラズマ、とか、なんかそういうのだと思う。液晶とはちがうのだろうか。 そのへん、ぜんぜん興味がないので知らないのだけど、たぶん大きくて薄い形をしているのだろう。で、そういう立派な テレビで、人はなにを見ているのだろう。それにふさわしい番組って、今なんかやってるんだろうか。
■それが気になった。
■あと、先日本屋で見かけたある雑誌の表紙に「部下を持ったら、持つ時計」と書いてあった。なんだそれは。
No.1186 2007-5-20
市原臨海競技場
■JFL前期第12節、ジェフリザーブズ対佐川印刷SC。市原臨海競技場。
■先制されたが、前半のうちに追いつき、後半逆転して2−1。ジェフリザーブズの勝ち試合にようやく立ち会うことができた。とてもいい天気で風もなく、 暑くもなく、湿度もなくて、こんないい陽気の日に試合を見るのは、ずいぶんひさしぶりな気がした。そして、改めて、市原臨海のアクセスの悪さを 感じた。前日に蘇我で試合を観戦しただけに、余計そう感じたが、電車だと、千葉から先が、長い。そして例によって、五井駅からは レンタル自転車でよいしょよいしょと川を渡る橋を越えて、臨海まで行くわけだが、フクダ電子アリーナができて試合をするようになった 2005年の10月まで、臨海に通っていたのは、なかなか大変なことだったんだなあと思った。
■佐川印刷SCを見るのは初めてだったが、別に弱くないのだ。むしろ、かなりしっかり基本的なことはできていて、JFLの強豪の HondaだとかYKKあたりと比べても、そんなに差はないように感じた。
■ジェフリザーブズはここまで、全34試合中12試合終わって、勝ち点17で18チーム中9位につけている。しかも、序盤、 Hondaやアローズ北陸、ロッソ熊本などの上位陣との対戦を終えてのこの結果なので、去年(34試合で勝ち点35、12位) とくらべると、まずまず健闘しているといえるのではないか。育成をしつつ、なかなかの結果を出せていると思う。
No.1185 2007-5-19
フクダ電子アリーナ
■Jリーグ一部第12節、千葉対広島。フクダ電子アリーナ。
■勝てない。また負けた。1−3での敗戦。34試合のうちの12試合終わって、いまだ勝ち点は10。苦しいシーズンだ。 とにかく、やれることを精一杯やって、それでだめなら仕方ない。
■ただ、二部に落ちてしまった場合、リザーブズやレディースの運営が、立ち行かなくなってしまうのではないかという危惧もあり、 いままで何年もかけて築き上げてきたものが失われるのは忍びない。なんとかがんばってほしい。
■それにしても、試合中、いきなりの雷雨。後半の途中、羽生選手が頭から突っ込んで広島の選手に激突、ぐったり倒れこんだ 途端に上空から稲光が落ちてきてびびった。脳しんとうで済んだようで、よかった。
■夜は津田沼の「きんちゃん家」で焼き鳥や串揚げ、すじ煮込みやもつ煮込みなどを食べた。武田の場合、津田沼で外食というと、 この「きんちゃん家」か「アジアンシーズン」か「のざわ」の三つのうちだいたいどれかで、三軒とも安くておいしい。
No.1184 2007-5-14
■いわゆる国民投票法が成立したという。憲法改正への動きがいろいろ取り沙汰されてくると思う。テレビを見てないので あんまり状況がわからないが、ネット上で目にする話題としては、憲法9条を守れ、というところがいちばんの論点に なっているのだと思うが、どうだろうか。ちがうかな。日本人がどういう選択をするのかわからないが、せっかくなんで、 投票して決めたらいいのではないか。改める必要があるならば、そうすればいいし、必要がないなら、変えなければいい。 ちょっとまだ、あんまりわかってないので、なんとも言えない。
■このニュースを知って、ちょっと政治的なことをいろいろ考えるきっかけにはなった。政治には何も期待していないし、 もうほんと、日本はこのままだめになって滅んでいくんだと思うが、せめてこうしたら、少しはよくなるんじゃないか、と 思うことを、いま思いつく範囲で書き連ねて見ると、
<税制関係>
□法人税率引き上げ、所得税引き下げ、累進課税強化
□宗教法人に対する課税
□高級・高額商品に対する特別課税、嗜好品の税率引き上げ、生活必需品の消費税減免
□自動車関連税(重量税、ガソリン税等)引き上げ、車検制度廃止
<選挙・社会制度関係>
□国政選挙、都道府県・地方自治体議会議員及び首長選挙における投票の義務化、不投票者への罰則規定制定
□年金制度完全廃止、納付分全額返還、社会保険庁解体
□生活保護減額、現物支給及び特定商品のみ交換可能なチケットの支給等による不正受給防止
<労働・産業関係>
□派遣業法改正、派遣業種の限定、人材派遣業の規制
□公務員の給与水準引き下げ
□労働基準監督署の権限強化、サービス残業根絶、有給休暇消化率の低い事業所に対する改善命令
□休暇取得義務の法制化又は休祝日の新設
□農業・畜産業振興による食糧自給率引き上げ
□特定特殊業務以外の外国人の観光以外の入国制限、国外退去
□パチンコ店全面廃止
□小売業の24時間営業禁止
<報道・放送関連>
□放送法改正、電波使用料の入札制導入、放送局の新規参入自由化
□報道機関への監視強化、監視機構による偏向報道に対する罰則
□NHKのテレビ放送廃止
<その他>
□立法、行政機関の東京外移転
□国営の安楽死施設設立
まだいろいろあるような気がするが、いま思いつくのはこれくらいである。
■とにかく、既得権益というやつでがんじがらめになっているこの国の仕組みや制度をくつがえすのは容易ではないが、 だれか政治家、やってみないか。そして企業は、自由競争という名の搾取行為をやめろ。企業努力って、労働者の給料削ること じゃないだろうが。
■「およそ事業をするには、まず人に与えることが必要である。それは、必ず後に大きな利益をもたらすからである」って ことば、これ三菱財閥を創り上げた岩崎弥太郎のことばなんだけど、これはわかりやすい。大事なことだと思う。
No.1183 2007-5-13
■ひたちなかでジェフリザーブズの試合(対流通経済大学)と、フクダ電子アリーナでジェフレディースの試合があったみたいだが、行く気にならず、テレビで 浦和対ガンバとか神戸対大宮、山形対ヴェルディ、京都対福岡の試合などを見ていた。ガンバのゴールキーパー藤ヶ谷が浦和のワシントンのPKを見事にとめたのを見て、 おお、とか一人で言ってた。あと、今ジェフが二部の京都、福岡や山形あたりと試合したら、まず負けると思った。
■ところで、宮沢さんの「富士日記2」の5月9日の「岸のものすごい撮影プラン」という文章の中で、青山ブックセンターの話が出ていた。その部分を 以下に引用させていただく。
そういえば、このあいだ、まだ読む本は古典を含め数多くあるから「読書」に対してなんの悲観もしていないと書いたが、ただ、本が 売れないってことになると、新しい書き手や、新しい潮流が出現できないことはやっぱり問題で、それは文化全体の問題になる。だから、そうやって大きな目で見れば、 たとえば「青山ブックセンター」が倒産か、といった話が出たとき、自分は地方の人間なので青山ブックセンターがつぶれようが関係ないとどこかに書いていた人がいたが、 それはいかにも生活者の視点だ。生活者の感覚や視点を否定しないし、むしろ尊重されてしかるべきであり、日常的な視点が悪い訳じゃない。けれど、「文化」の問題として それを大きく見ることもきっと必要だ。「青山ブックセンターがつぶれようが関係ない」と言葉にできる人は、自分の家の近所にある本屋がつぶれたってべつに関係ない だろう。すべてがつながって大きな文化として成立している世界が見えないからだ。
■「自分は地方の人間なので青山ブックセンターがつぶれようが関係ないとどこかに書いていた人」は、ことによると、たぶん私ではないか。他にもいるかもしれないが、 ちょっと調べてみたら、2004年7月18日の津田沼ノート第808回で私は以下のように書いていたのだった。 (津田沼ノート2004年7月はこちら)
■あちこちで、あちこちというのはまあ、サイト上のあちこちということになるが、 青山ブックセンターが倒産、という話題をみかけ、 ショックを受けているかたも多数あるようだ。でも私にとっては、正直言って、あんまりよくわからない。東京の ひとにはたいへんなことなのかもしれない。 だいたい私は行ったことがない。
■以前も書いたとおもうが、東京のひとは、東京の文化は日本全国共通だと 思っているふしがあるように見受けられ、で、たとえば大阪のひとがお好み焼きを おかずにしてごはんを食べる、などという話に対して笑ったりするが、まあそれはともかくとして、地方の人間にとっては青山ブックセンターがつぶれたところで、 それはただ単に東京の大きな本屋がつぶれたということ以上でも以下でもないのではないか。たしかにある種類の文化の発信地として重要な役目を果たしたの だろうとは推測するが。

■なんだか生意気なことを書いている。まあ、でもこれは当時の率直な気持ちをそのまま書いた文章である。今もその気持ちは変わらないし、正直言って、 「青山ブックセンターが倒産か、といった話」についてとやかく言う意味がわからなかったし、なにか、うーん、という違和感があったのだった。
■その違和感を、わかりやすく文章に書いてくれていたかたがいたので、ここで引用して、紹介させてもらおうと思う。
それにしても、と思うのは、青山ブックセンター再建のための書名運動をやっている某東大教授の文章のどうしようもなさ。 なんとかしなくては、と気があせっていることは大いにわかるしそこらをさっぴくにしても、「青山ブックセンターは、われわれの仕事・生活すべてにおいて、 絶対に欠かせない存在です。そんな貴重な独立系書店が営業を停止するということは、日本の文化の死を意味します。青山ブックセンターは、われわれのために、 日本の文化のために、今後も営業をつづけていただかないと困ります」というのを読んで、最初運動にに協力しようとしていた気持が萎えた。
“われわれの仕事・生活すべてにおいて、絶対に欠かせない”って、そんな“われわれ”って誰だいったい。六本木・新宿・青山あたりを 書店めぐりコースにしていた、ごく一部の文学・アート系を専門領域にしている、東京圏の大学関係者と文化人だけであろう。 そんな、 ごく一部の人間のみの至便性が失われただけで
「日本の文化の死を意味する」
とは、また東京人の何たる思い上がりか。ABCの恩恵を受けられない地域には日本文化はない、とでも言いたいのか。 私は青山ブックセンターが好きであったし、あれが無くなることは非常に寂しいが、それは単なる、個人の感傷である。 いきつけの気に入っていた喫茶店やラーメン屋が無くなるのと、本質的には等価な悲しさだ。それをいきなり “われわれのために、日本文化のために”と、大上段に振りかぶる、その無神経さがたまらない。大なり小なり東大関係者が持っている、 “乃公なくんば日本国立つ能わず”的な思い上がりの典型みたいに感じる。

(唐沢俊一氏の「裏モノ日記」2004年7月24日より引用)
■東大関係者云々というのは、私が思っていたこととあんまり関係なかったが、あと、たぶん「ABC」というのは「青山(A)ブック(B)センター(C)」だろう。 宮沢さんが思い上がっている、とかべつにそういうことではなくて、うまく言えないが、東京の書店が担う文化っていうのが、そんな大層なものなのかな、と思った。 あと、2004年7月頃、「青山ブックセンターが倒産か、といった話」についてウェブ上で文章を書いている者らが、俺は私は、青山ブックセンターをよく知っている、 といったことを書いているのを目にして、そのことがまるで知的レベルの高さというのか、そういったものを誇示しているかのように見えて、「青山ブックセンター」が ある種のステイタスみたいな扱いになっていることが、どうにもあんまり気持ちのよいものではなかった。それというのは、自分が青山ブックセンターを 利用できるような場所に住んでいて、青山ブックセンターの何たるかを理解している知的な人間だ、という二つのことを主張しているように読めたからだ。
■地方の現実としては、「遠くの青山ブックセンターより近所のブックオフ」だと思う。
■それと、宮沢さんがおっしゃっている「すべてがつながって大きな文化として成立している世界」というのは、私にはちょっとまだ無理である。 目の前の生活で手一杯だ。
■そして、津田沼駅のくまざわ書店やパルコの芳林堂、駅南口の丸善がなくなったら、私は困る。宮沢さんの本もだいたいこの三つで買っている。そういえば先日、 ようやく千葉のパルコのヴィレッジヴァンガードで、宮沢さんの「考える水、その他の石」を買ってきたのだった。あと、たぶんだけど、宮沢さんが 津田沼ノート見て下さって、しかも文章を覚えてて下さって嬉しかった。
■日本の文化イコール東京の文化だったら、私は貴重な休みを費やしてまで日本中あちこち行ったりはしないと思う。ものすごく、地域によっていろいろちがうのを この目でみるために、あちこち行っているようなもので、どうにか全都道府県に足を踏み入れて、昔の国鉄が線路を敷いた場所は全部通って、せめて列車の車窓から 見える範囲だけでも見てこようと思っているのだった。ことばも顔も食べ物も屋根の形も川の色も生えている樹木も習慣も、なんでもこの目で見て、それから死にたい。 日本中見て回ったら、海外に行ってもいいかなとちょっと思う。アジア、アフリカ、アメリカ以外。南米もあんまり行きたくはないような気もする。中近東やアラブ諸国も あまり気が進まない。
No.1182 2007-5-12
味の素スタジアム
■Jリーグ一部第11節、FC東京対千葉。味の素スタジアム。
■去年は一度も味の素スタジアムに足を運ばなかったので、ひさしぶりに行ってみるか、と思って、電車で飛田給まで行った。試合は7時からで、夜の 味の素スタジアムは今回が初めてである。
■試合は悲惨な結果となった。4−1での無様な敗戦。惨めな思いになりながら、そういえばホームで浦和を圧倒したあの試合から、まだたったの一年しか 経ってないんだな、とか思っていた。あれからいろいろあった。何年もかかって必死で積み上げてきたものが、崩れ去るのはあっという間だ。二部に落ちたら 二度と一部には戻ってこれないだろう。
■よそ様のことなのでべつにどうでもいいのだが、FC東京のサポーターの数がずいぶん、以前より少なかったのだが、どうしたのだろうか。応援も、あんまり 迫力がなかった。成績があまり良くないせいだろうか。
No.1181 2007-5-06
フクダ電子アリーナ
■Jリーグ一部第10節、千葉対柏。フクダ電子アリーナ。
■連休最終日の夜、しかも雨天という、興行的には芳しくない状況での試合。柏のアグレッシブなサッカーにとても驚いた。二部から昇格してきて 上位にいるのは偶然ではないということがよくわかる、いいサッカーをしている。2005年、日立台でのナビスコカップ予選リーグ、1−5で千葉が 柏を粉砕した試合があったが、あの試合はここ数年の中でも、ジェフのベストゲームのひとつだと思っているが、あの日、柏の選手達は、なにか恐れている ような、自身なさげなプレーぶりだった。それが今は、すごくいいサッカーをしている。試合は後半、柏が矢澤の得点で先制、その後山岸の得点で 千葉が追いつき、1−1のドローだった。
■今回の連休は、三試合、生観戦ができて、よかった。
No.1180 2007-5-04
安比高原駅近くの景色
■大館は、ハチ公のふるさとということらしい。駅前にはハチ公の像があり、駅の方向を向いている。小さいころ、函館の映画館で忠犬ハチ公の映画を 見た記憶がある。大館駅のすぐとなりには、貨物の集積所みたいな場所があり、コンテナがたくさん積んであった。大館駅から花輪線の列車に乗車。 桜が咲いているのが見える。もう散っているかと思っていたが、案外残っているようだ。大館の市街を抜けると、水田や畑が広がり、遠くに山が見える。 鹿角花輪や十和田南で数分停車。無人地帯を走り、時々集落が見えてくると、駅があり、停車して、わずかな乗客を乗せていく。「小屋の畑」とか 「土深井(どぶかい)」、「兄畑」など、いなかっぽい駅名がいくつかあって、いつの間にか岩手県に入っている。安比高原駅や大更(おおぶけ)駅などの 駅前には、白樺の木が見られた。この路線全線を通じて、何度も川が見られるが、護岸工事がされていない、手つかずの川の姿が見られ、北海道の原野を思わせる 景色だ。集落には、鯉のぼりを揚げている家もよく見られた。(上の画像は安比高原駅近くの景色)
■花輪線は好摩までで、好摩から盛岡の間は第三セクターのいわて銀河鉄道という路線になっている。大館から乗った列車は、花輪線からいわて銀河鉄道を 経由して、盛岡まで、およそ三時間かけて走破する。三月に盛岡まで来たときは、あまり時間がなかったので、乗り換えするだけだったが、今回は少し時間が あったので、駅を出てぶらぶら歩いてみた。とても都会的に整備された町並みで、駅の近くには高層マンションも建っている。駅のすぐそばを大きな川が 流れていて、北上川だと思う。不来方橋(こずかたばし)という橋のあたりから川原に降りられるように石段があって、降りてみると、川の水量が多くて、 水鳥がぷかぷか速い流れに乗って遠くへ行ってしまった。川沿いに遊歩道が整備されていて、花がたくさん咲いており、河川敷が広くなっているところには ちょっとしたグラウンドやゲートボール場が整備されていて、ウォーキングやジョギングしている者達や桜の木の前で記念撮影している家族などの姿もあり、 のんびりしている。
■駅に戻り、仙台までの区間だけ、新幹線を利用した。東北新幹線は、いままで「はやて」しか乗ったことがなかったので、今回は「こまち」に乗ってみた。 はやては、東海道新幹線と同じように、座席が3列+2列だけど、こまちは2列+2列なので、ちょっとゆったりしていて、よかった。仙台まで、新幹線だと あっという間である。気温がずいぶん上がっていることに気づいた。半そでの者も見受けられる。駅で冷たいそばを食べて、常磐線の普通列車に乗車。 明るい時間に、仙台からの上りの常磐線に乗るのは、ことによると、初めてかもしれぬ。2003年の12月、天皇杯の市原対清水の試合が仙台スタジアムで あったとき、18きっぷで日帰り観戦したときは、試合が午後1時からだったので、帰りの仙台発の列車は夕方4時半くらいだったと記憶している。あのときは 延長で得点されて0−1での敗戦だった。平松に決められたんだったかな。もうずいぶん前のことだ。
■原ノ町行きの列車で終点まで行き、原ノ町からはいわき行きの列車に乗り継ぎ、いわきの少し手前の駅で下車。
末続駅
■「海が見える駅」常磐線末続駅。
■常磐線は、あんまり、海が見える印象がなかったのだけど、この駅の前後など、やや遠目だが、線路が高い場所を走っているところでは、太平洋を見渡す ことができて、なかなかいい。そして末続駅は、無人駅だが、色鮮やかな花がたくさん咲いていて、おそらく近所のひとが手入れしているのだと思うが、とてもきれいである。
太平洋
■ホームから見える海まで歩いてみると、遠いかなと思っていたが意外と近い。駅から坂道を下って行き、線路の高架をくぐってしばらく歩くと、猫がのんびり 歩いていた。あまりこちらを警戒していなかったので、飼い猫だと思う。猫は、のんびり歩いて、どこかの塀の中に入っていった。末続寺というお寺の前を 通り、海まで出る。堤防があるが、階段があって、砂浜に降りられるようになっている。消波ブロックがたくさん並んでいて、その向こうには断崖絶壁の 海岸線が見える。消波ブロックに波が打ち寄せて、白いしぶきが高く上がった。波はあるが、日本海のような荒れた感じはない。今年になって初めて 海の水に触れた。
■駅まで戻り、いわき行きの列車に乗って、いわき駅で下車。この一年間で、仕事も含めていわき駅にはこれで四回か五回くらい訪れている気がする。 いわきから特急で一気に上野まで。思っていた以上に混雑していた。水戸あたりで降りるのかと思っていたが、ほとんど降りなかった。上野から秋葉原へ、 総武線で津田沼へ。ゴルフスクール帰りと見られる家族連れが乗っていた。子供が三人くらいいたが、ごちゃごちゃ騒いでいるのを、親が注意しない。 ゴルフ教えるより先に公共の場でのマナーを教えたほうがいいと思った。ばか親が多すぎると思う。日本はもうだめなんじゃないか。
■それはそれとして、東北をぐるっと回って、日本海と太平洋をみて、帰ってきた。
No.1179 2007-5-03
■2日の夜、新宿からの夜行で出かけた。座席の夜行は疲れるからもうやめようとか3月にここで書いたばかりなのに、また乗ってしまった。 ウェブで空席状況を見たときにたまたままだ空席があって、うっかり確保してしまった。連休だし、少しくらい寝不足になってもいいか、と 思って、寝なくてもいいやと開き直って乗ってみると、意外と眠ってしまうもので、気づいたら快速ムーンライトえちご号は、もうすぐ新潟に 到着するところだった。3月に乗ったときよりずいぶん、日が昇るのが早くなっているようで、朝5時前でもずいぶん明るかった。青春18きっぷの 使用期間外であるせいか、乗客もみな静かで、よかった。18きっぷ期間の夜行快速は、いろいろな意味できつい。新潟からすぐに接続する 村上行きの列車に乗り換え、村上で、酒田行きに乗り換え。羽越本線を北上していくと、左手にはずっと日本海が見える。終点酒田で下車。
酒田の山居倉庫
■酒田駅前から路線バスに乗り10分弱、「山居町東」というバス停で下車。バス停のすぐ目の前に「山居倉庫」という古い倉庫群があって、 ちょっとした観光地のようになっていて、道路に面したところには物産館のようなものもあり、朝から野菜や特産物の販売が行われていた。 この古い倉庫群は、今も現役で使われていて、正式には「JA庄内経済連山居倉庫」という施設名になっている。かつては、すぐ横を流れる 新井田川の水運を利用して、主に庄内米の集散地としてにぎわっていたようだが、今はトラックによる輸送の拠点のひとつということである。
象潟、蚶満寺山門
■バスで酒田駅に戻り、秋田行きの列車でさらに北上し、象潟駅で下車。象潟は「きさかた」である。かつて象潟といえば、松島と並ぶ景勝地 だったらしい。湾内に浮かぶたくさんの小島に松の木が群生する景色を見に松尾芭蕉も訪れたというが、1800年頃の大地震で海底が隆起し、 湾が陸地になったらしい。隆起した陸地の多くは現在、田や湿地となっていて、かつて島だったところは、小山になっているのだった。象潟駅から 北へ向かって1kmほど、線路と平行して走る国道7号線を歩くと、蚶満寺(かんまんじ。「蚶」は文字化けするかもしれない。虫へんに甘)という 寺があり、そのあたりから、陸地が隆起した様子がわかるような景色が見られる。寺の境内には松尾芭蕉の像や句碑があり、山門は見事な彫刻が 施されていて、それだけ見れば、拝観料を払って庭など見なくてもいいかもしれぬ。境内では猫が草を食んでいた。
■来た道を駅まで歩いて戻る。キャンピングカーやツーリングのバイクが目立つ。ちょうどいい時間の普通列車がないのでやむを得ず自由席特急券で 特急列車に乗車。10分もしないうちに目的地の下車駅に着くので、デッキに立っていた。私は、列車の自由席というのが好きではない。なぜか荷物を おいて二席占領しようとする者や、となりいいですか、というと嫌な顔する者や舌打ちする者、となりにくるなといわんばかりににらみをきかせる者など、あさましい 者たちが多いからうんざりする。だったら最初から、少し高くなるが、指定席を買っておいたほうが、嫌な思いをしないで済む。というかもう、特急や 急行は全部指定席にしてしまえばいいのに、と思う。
■そんなことを考えているうちに、仁賀保(にかほ)駅に到着。下車したのは私一人だった。駅には、切符の委託販売をしているおばさんがいて、どうしてか わからないが、そのおばさんに「サッカー見に行くのかい?」と話しかけられた。ぜんぜんサッカーぽい格好はしてなかったのに、どうしてわかったのか よくわからないが、駅から競技場までの近道を教えてくれた。
仁賀保運動公園サッカー場
■JFL前期第9節、TDK SC対ジェフリザーブズ。仁賀保運動公園サッカー場。
■駅から歩いて5分ほどで、仁賀保運動公園に到着。スポーツ少年団みたいな少年の団体がそこかしこにいて、騒がしい。同日、ジェフのトップチームは 埼玉スタジアムで浦和との対戦で、最初そちらに行こうかと思っていたが、もう埼玉スタジアムは三回くらい行ったし、せっかくの連休なので、ちょうど いい機会だと思い、ジェフリザーブズのアウェイ戦に初めて行くことにしたんである。ことによると、熱心なジェフサポーターたちは、埼玉に集結し、 リザーブズの試合には誰も行かないのではないか、と思っていたが、私の他に数人、仁賀保までかけつけていた。会場アナウンスの人が「遠く千葉から はるばる来てくれたサポーターの方達がいます」と言ってくれて、お客さん達がたくさん拍手してくれて、はつかしかった。あと、ジェフリザーブズの プロフィールを紹介するアナウンスもあり、その内容もなかなかよく、おもしろかった。ここのサッカー場は、芝生もよく、敷地周囲は余裕があるので、 うまくやれば、将来、よいスタジアムを作ることができると思った。 試合は残念ながら、堀川のゴールで先制するものの、後半逆転され、2−1でリザーブズの敗戦となった。TDKだけでなく、JFLの試合をみると思うのだが、 どのチームも、フィジカルはかなり強く、スタミナもあって、体力的にはプロとあまり変わらないように見える。技術・戦術の面ではやはりプロと 比べるとレベルは落ちるが、アマチュアのチームにもっとよい指導者がつくようになれば、日本のサッカーのレベルはまだ上がるだろう。そして 驚いたのは、この試合に2000人以上のお客さんが入ったことで、競技場にある小さなメインスタンドは、お客さんがぎっしり入っていた。 TDKは今のところプロリーグ参入とか、そういった話はないが、チームは地域に根付きつつあるのかもしれない。
■ジェフのトップチームはアウェイで浦和に引き分け。後半早々一人退場者を出したが、水本の得点で追いついた。携帯で結果を知った。悪くない。
■駅に戻り、秋田行きの列車に乗車。秋田で男鹿線の列車に乗り換え。列車にはなまはげの顔が描かれている。途中、大規模な干拓事業によって生まれた 広い水田地帯を見ながら列車は西へ。秋田から一時間ほどで終点の男鹿に到着。男鹿線の終着駅だが、貨物線が先まで伸びているので、線路の行き止まりが 見えず、あまり終着駅という感じはしないが、駅を出ると、すこしさびしい感じの駅前の様子だった。夕暮れ時だったせいもあるかもしれない。昼間は 観光客も多少はあるのだろうか、観光案内所もあり、なまはげの像が展示されている。秋田行きの列車に乗り、追分まで戻って、奥羽本線の列車に乗り換え。 追分駅のホームの花壇にはたくさん、チューリップが咲いていた。大館駅まで行き、下車。秋田県の北の端で、青森県との境に近いこの町に降りたって外を歩くと、 北海道の夜の空気に似ていた。駅から近いホテルに宿泊。

No.1178 2007-5-01
■5月になった。
■8月のライジングサンロックフェスティバルに出演するアーティストの発表第二弾が出ていた。数組の追加発表にとどまったが、そのなかに V∞REDOMSがあって、よかったと思った。一昨年のライジングサンロックフェスティバルで彼らのライブを初めて目の当たりにして、あの、パワフルな ステージは衝撃的だった。あと、ぜんぜん知らないが、DachamboとかINO hidefumiといったあたりは、なにやら良さそうな気がする。 オルケスタ・デ・ラ・ルスのライブは楽しそうだ。
■第一弾で既に発表されているなかでは、先日書いたコーネリアスや井上陽水、曽我部以外ではおそらく8ottoというのは、これも聴いたことないが、 なんとうなく、良さそうな気がする。あと何回か、追加発表があると思う。
■そんななか、今日知ったが、デートコースペンタゴンロイヤルガーデンが活動終了したということらしい。少し驚いた。2005年の ライジングサンロックフェスティバルで彼らのライブをみたのが最初で最後になってしまったが、私はあれほど隙のないライブアクトを、見たことが ない。だからといって、がちがちぎちぎちに作りこまれているかというと、そういう感じでもなく、ものすごく余裕があるのに、つけいる隙が まったくない。びっくりして感動した。

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「津田沼ノート」は武田(ジェフサポ)がやっています。

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